術後五回目の外来

昨年の12月に手術を受けて、8ヶ月が過ぎた。今日は、術後五回目の外来検査と診察であった。いつもと同じ検査をいつもと同じ手順で済ませる。8月のお盆真っ只中だというのに、病院は普通に営業活動を行っている。

我家を建てた時にお世話になった大工さんや左官、電気などの職人さんもそうであったが、職人の休みと言えば日曜日だけ。大工さんはお盆もほとんど休まず仕事を続けてくれていた。職人さんは業種が違えども、休みが少なく大変だと思う。きっと医者も同じなのだろう。大変だと思っているのは、平凡な週休二日の会社員である私だけかもしれないが・・・

最近、急に立ち上がった時に、立ちくらみがすることがある。また、長距離歩くと足が疲れやすくなることもあった。そのことを南淵先生に伝えると、原因は活発過ぎる私の心臓の働きを抑える為に飲んでいる薬のせいらしい。術後、未だに脈拍は術前に比べるとかなり早め。なかなか術前の70回台/分には落ち着きそうにない。こちらの原因はよく分からないが、私の心臓は、術後、まだ試運転の段階にあるためのようだ。それで、アーチストとワソランという心臓の負担を軽減する薬の服用が続いている。その薬のお陰で、本来血圧を上昇させてパワーを上げなくてはならない瞬間に、パワー不足が発生して立ちくらみが起こるメカニズムらしい。ひょっとして夏バテで栄養不足なのかと思い、栄養補給ドリンクを飲んだりしていたのだが、その心配はなくなった。原因が分かったので、何も怖いことはない。

明日(8月15日)の夜は、サマーフェスティバルというお祭りが病院前のスペースで開催されるらしい。看板が掲示してあった。

Summer Festival

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心臓病患者の食事

心臓病の方、手術して元気になられた元患者の方々、普段の食事には気をつけていますか?

一般的に、心臓病には、塩分や脂分控え目の食事が勧められる。入院中に病院で出された食事も、一日当たりの塩分が約6g以下にコントロールされた食事であった。メニューのバラエティは豊富で、味付けもちょっと濃い目の味のものと、そうでないものを組み合わせたりと工夫されているので、当初とてもおいしく頂くことができた。揚げ物は全く出されなかったと記憶している。でも、10日を過ぎた頃からだんだんとこの食事にも飽き始めてきた。唐揚げやカレー、ピザなどが食べたいなぁと思っていた。

退院して最初の家での食事の時、私の大好きな唐揚げが食卓に用意されていた。山のように食べたい心境であったが、控え目に数個口に運んだ。病院では、ケーキなどの嗜好品ももちろん提供されない。それ故、これまた退院後初めてチョコレートクッキーを食べた時は、ほっぺたが落ちるかというくらいに、甘さというものを心から感激して味わうことができた。

病院で、栄養士の先生から、退院後の食事の取り方について簡単な講義をして頂いた。説明はよく分かったのだが、残念ながらその講義に同席できなかった自分の家族には、もらった資料を見せただけではあまりよく理解してもらえなかったかもしれない。

病院には、退院後でも希望する元患者とその家族に、心臓病患者に最適な病院食を実際に食べることができる機会を有料で是非設けて頂きたい。なぜならば、そうでもしないと、塩分一日6g以下の食事って、一般人にイメージできないような気がする。

術後、濃い調味料、塩分の多い食材、脂分などには、敏感になった。とはいえ、家での食事を自分で調理せず家族任せにしている贅沢な身分のものとしては、なかなかこの点満足がいかないこともある。人それぞれ、生まれてから、又は、親から受け継いでいる味覚もあり、習慣を変えるのは難しいのだろう。

外食するにしても、心臓病患者に対して友好的なレストランは少ない。外食は概して塩分が高く味付けも濃い。これは、食事の印象を強く残させる為や同時に飲み物のオーダーを誘発させる為の方策と感じるが、メタボ対策を報じる世の中、塩分控えめヘルシー食事のレストランがもっと沢山あっても良いのではないかと思うのだが・・・

調味料によるのではなく、素材の味を味わうような食事を、特別なことをするのではなくて、普段バランス良く食べているものの中で実現していきたいと思っている今日この頃である。

真面目に料理でも習おうかな・・・

皆さんの食事に関する体験談やアドバイスなどあったら、是非コメントでお知らせください。

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カムバックハート


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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

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ブログ開設: 2008年12月
お知らせ
南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。

このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

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