心臓手術後の生活を考える会 「考心会」

大和成和病院のロビーには、執刀医の先生が書かれた新聞のコラムのコピーや、病院のパンフレットが置かれている。外来での待ち時間にこれらの記事を眺めるのは楽しみの一つである。

大和成和病院の手術体験者の集まりとして、「心臓手術後の生活を考える会」、略して、「考心会」がある。退院の際、考心会への入会案内を頂いたが、どうせ参加するなら自ら何か会のために活動しなければ、だけど、仕事の合間にできるだろうかという疑問と、比較的年配の方が参加されているイメージがあったので、私自身はこの会に参加申し込みしていなかった。

先日の外来の際、考心会発行のニュースレターNo25を手に入れた。年二回開催されている講演会には全国から400名を超える会員の方が参加されるそうだ。昨年10月25日に行われた講演会での模様が詳しく記載されていた。南淵先生、倉田先生、それから不整脈の専門医の白石先生が講演され、その講演内容がかなり詳しくA4 30頁程に記載されている。南淵先生は、「手術と仏性」というテーマで、「勇患列伝」に出てくる患者さんたちのエピソードや、「手術の時、第三者として見ている自分が居る」「自分の力ではない宇宙の力というか仏の力に永遠の真理がある」などのちょっと不思議な、それでいてなんとなく自分も同感しているようなお話、そして、病院や先生の活動近況などを述べられている。日本で最も忙しい心臓外科医の一人である倉田先生は、「人工弁の置換術後の生活について」というテーマで、書籍ではなかなか得られないような最新の、しかも、多くの症例をこなされている倉田先生だから言えるような内容の実践的なお話。術後の感染症予防については、弁形成術患者にとっても、とても参考になる。白石先生は、昨年7月に大和成和病院に不整脈科を立ち上げられた先生で、不整脈についての基本知識から治療法まで、これまた詳しく講演されていて話に引き込まれる。

最後に、参加者との質疑応答があるわけだが、実践的な倉田先生の回答に対して、本質的な回答をかぶせる南淵先生の発言があっておもしろい。久しぶりに興味深く読み通した心臓病関連の読み物であった。(この記事の内容は考心会のホームページ内の講演会のコラムに記載されています。)

これを読んで、自分も是非、生で講演会を聴きたくなった。今日、遅ればせながら、「考心会」への参加申し込みのはがきを記入したところである。

また、「大和成和病院ニュース」なるカラー写真入りの手作りっぽいパンフレットの平成22年2月 Vol.1号もおいてあった。昨年12月、読売巨人軍の脇谷亮太選手と田中大二郎選手がボランティアで大和成和病院に慰問に訪れた記事がトップに掲載されていた。そして、南淵先生の「日常の幸福」という、手術を執刀した後、夜、自宅に帰っても、ついつい、ICU看護師に電話をかけて患者の容態を確認する様子。その際のICU看護師とのやり取りがほがらかで、このような気持で自分の仕事に打ち込めるなんて、まさに理想の職場だなと羨ましく思えてしまう。

実際にこれらの記事を読んでみないと、今日ブログに書いたことが何を言っているのか皆さんには分かってもらえない気がする。もし大和成和病院で治療を受けられて外来に行かれるような方は読まれてはどうだろうか。(あえて言わなくても行った方は、読んでますよね。)



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Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

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