薬の予備

2011年3月11日の午後、東日本大震災発生・・・その時、私は会社のビルの10Fに居た訳だが、立っていられない程の大揺れだった。頭上からの落下物を避ける為に、真剣に机の下にもぐりこんだのは初めて。人生で体験した地震ではまさに最大級。電車は止まっているので、街中は徒歩で帰路に着く人が大名行列のように連なっている・・・幸い、私の場合は、毎日会社と家を徒歩で往復できる距離なので、普段通り家に向かう。家族も無事で一安心。電気も水も止まっていなかったし、家の土壁が少しはがれたくらいの些細な被害状況。本当はこの日、仕事で東京駅付近まで出かける予定であった。たまたま都合でその仕事がキャンセルとなり、外出せずに会社のオフィスに居た訳だが、もし外出していて、地震が発生していたら、恐らく、東京駅付近から川崎まで20km程を数時間かけて歩いていただろう。

さて、このような大きな自然災害が発生すると、当然、予約していた外来診察に行くことができない。服薬する薬の処方は、通常、今回の診察から次回の診察までの期間分が出される。飲み忘れたりして余らすこともあるので数日なら薬を切らすことはないが、もし長期に渡って交通インフラが遮断されたり、病院自体が機能していなかったりしたら・・・そうでなくても、3ヶ月先の外来予約通りに毎回通える訳ではなく、都合で予約を変更することもある。

そういう訳で、普段飲んでいる常用薬は、最低2週間程度余分に手元においておくのが良いのかもしれない。特に、ワーファリンを飲まれている方は、何日も服薬をストップさせる訳にはいかないと思う。

私は薬を100円ショップで買ったこのようなケースに入れて、毎日飲み忘れないようにしている。
バイアスピリン、タケプロンカプセル、アーチスト、ワソラン、それから心臓とは関係ないけど、アロシトール(尿酸を下げる薬)。
ちなみに、そのケースに曜日毎に其々の薬を正しい錠数分入れてくれるのは、うちの娘です。



今回の大災害、自然の巨大なエネルギーに対して、成り行きに身を任せるしかない人間の力の微力なこと。病気というものも、いつ誰を襲うか分からない非常に理不尽な自然災害と類似するようなものなのかなと、ふと感じた。

被災者の方々にお見舞い申し上げると共に、少しでも早い救助と、一人でも多くの方が助かる様、お祈り申し上げます。

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Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

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このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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