テレビ撮影後記 ~三つ葉葵さん編~

ある日の夜、普段滅多に鳴らない私のスマホに着信が入った。
画面に表示された発信元の電話番号に心当たりはない。誰かなと思いながら応答すると、

「ナブチですが・・・」

「えっ、南淵先生?」

どういう用件なのか想像するが、何も思い当たる節がなく、一瞬頭が真っ白になる。

用件は、「健康診断を普段から定期的に受けていたにも関わらず、心臓病が発見されず、結果的に心臓手術の直前になってはじめて心臓病だと知るに至った」というケースに該当する患者を、とあるテレビ局の医療番組で探しているとのこと。

カムバックハート、テレビ初出演か!と一瞬喜ぶが、実は私の心臓手術を受けた経緯はそれに当てはまらない。残念!

そこで、そういうケースに該当する患者を誰か紹介して欲しいとのこと。

ちなみに、病院にある患者のカルテには術前の情報はあまり詳しく書かれていないらしく、病院側でそういったケースの患者を見つけるのが案外難しいらしい。

健康診断で見逃されたという話は(元)患者仲間から実は頻繁に聞く。むしろ、あらかじめ心臓病が分かっていて経過観察の末、心臓手術に至ったというケースの方が少ないのではないかというくらい。

ところが、いざ思い出そうとすると「はて、誰がそうだったっけ?」と該当者が案外思い浮かばない。(元)心臓病仲間の代表としてテレビ出演に推薦するのだから推薦役の私も責任重大。

「いや、待てよ。そうか!身近な(元)心臓病患者仲間に一人いるじゃない!最適な人が!」

それは、三つ葉葵さんだった。

早速、三つ葉葵さんにテレビ出演をメールで打診。

「え~!私が! ちょっと考えさせて下さい~」

・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、数日後。

三つ葉葵さんと番組制作会社の打ち合わせが持たれた。そして、三つ葉葵さんの心臓手術を受けるまでの経緯をインタビュー撮影する日程が決まった。ここはやはりカムバックハートも撮影現場を見学しなくてはこのブログ記事も書けないということで、会社の半日休暇を取り、元麻布のカフェで行われた収録現場にお邪魔することになった。ひょっとしたら現場の状況次第でカムバックハートの共演もあり得るのかなという期待も抱きながら、あらかじめ散髪もし小奇麗な容姿で向かったのだが・・・その期待はあえなく実現しなかった(笑)

テーブル横の大きな窓から差し込む夏の明るい太陽光がカフェ内部の白塗りの壁に柔らかい反射している。さすが、プロが選ぶ撮影現場だ。インタビュー撮影に最適な隠れ家的なカフェであった。そこでの三つ葉葵さんは、目がキラキラと輝き、肌が澄んでいてまさに女優さんのようだった。

収録は2時間近く行われた。質問に答える形で三つ葉葵さんが健康診断や人間ドックを受けて一度も心臓病だという指摘がされたことがなかったこと。それなのに、ある日突然に心臓病を宣告され、その1ヶ月後に南淵先生の初診、更にその1ヶ月後には心臓手術を受けていたという心臓手術を経験するまでのドラマチックな経緯。それを終始明るい表情で語り続ける三つ葉葵さん。番組の主旨として、「では一体どうすれば健康診断でちゃんと病気を見つけてもらうことができるのか?もしくは、健康診断に対する別の考え方も持つべきなのか・・・」。その解を探ろうとするインタビュアーとの熱の入ったやり取りであった。

インタビュー撮影の数日後、南淵先生をはじめスタジオでの収録が行われて完成した番組は、今週月曜日、午後8時からのゴールデンタイムに全国主要都市で放送された。

こりゃ、凄い!


(本番前の打ち合わせ中:撮影者 番組制作会社のスタッフさん)



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緊急連絡!

緊急連絡!

来週放映の「主治医が見つかる診療所」に三つ葉葵さん出演!

8月12日(月)夜7時54分~
テレビ東京系列で放映

お見逃しなく! もちろん、南淵先生もご出演です。

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たかしげさんの「キツネにつままれたような3週間の避暑入院」

たかしげさんから近況が届きましたので転載させて頂きます。

ちなみに、私も今年5月に某横浜の内視鏡専門クリニックで大腸内視鏡検査を受けましたが、たかしげさんの場合と違って全くの無痛検査で不安もなく短時間であっという間に終了しました。(カムバックハート)

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『キツネにつままれたような3週間の避暑入院』

6月28日朝、目が覚めたら頭が朦朧としている布団から起き上がれない。心臓弁置換手術後2年、PMを埋め込んで1年、異常なく無事に梅雨を乗り越え体力をつけて猛暑を乗り切ろうと張り切っていた矢先だった。枕元でカミサンが体温は40℃ちかくあるわ!と叫んだ。病院へ電話しているのがおぼろげに聞こえる。リンゴを二切れほど口にし、ワーファリンだけは欠かせまいと服用するがなん錠のんだかはっきりしない利尿剤????思考が乱れきっている。

横浜市大循環器内科へタクシーで直行。毎日記録している体重、血圧、脈拍の数値・グラフとPM手帳を持参。40分ほど保土ヶ谷バイパスを走行しても不快感はない。

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Author: カムバックハート

カムバックハートブログバナー

カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

心臓病仲間の輪に入りたい方や、ブログについてのご質問、お問い合わせのメールはお気軽にこちらへ どうぞ。但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めての方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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ブログ開設: 2008年12月
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このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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