第十回(元)心臓病仲間の集まり 開催案内

第十回(元)心臓病仲間の集まりは開催を終了しました。
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皆様お待ちかねの「(元)心臓病仲間の集まり」を下記の通り開催いたします。

◆日時: 6月20日(土) 13時~17時 (開場は10時)
◆場所: 神奈川県横浜市元町付近(港の見える丘公園近く)
◆参加人数: 20名 (先着順に受付)
◆参加資格: 心臓病経験者(術前、術後、かかっている病院を問わず)及び、心臓病の医療関係者
◆参加費: 会場代と飲み物代を割り勘(二千円程度の実費のみ)

集まり開始は13時ですが、開場は朝10時です。
いつも話足りない方、少な目の人数でより落ち着いてじっくり話をしたい方などは、昼食のお弁当を持参の上早めにお越し頂いて大丈夫です。

参加ご希望の方は、カムバックハートこと鍋島までメール、または当ブログに参加希望のコメントをお送り下さい。(初めての方は簡単なプロフィールもお願いします。)

先着順に受付させて頂きますが、術前の方は優先的に参加して頂けます。術前に色々な話を直接聞くことができてとてもよかったと皆さん言われています。今、心臓手術を受けるかどうか悩まれている方、生の体験談を聞きたい方、少しでも心臓病や心臓手術に対する不安を解消したい方 etc、少しの勇気を出して是非集まりにお越し下さい。

出席者のみに配布する参加者名簿を事前作成しますので、後ほど簡単なプロフィールの記載をお願いいたします。

これまでに開催した集まりの様子はこちらの記事をご参照ください。

第十回記念の集まりへの皆様のご参加をお待ちしております。

カムバックハート(鍋島)

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平成27年度「考心会」総会&講演会

ゴールデンウィーク時期の恒例行事の一つとなっている「考心会」(心臓手術後の生活を考える会)の総会と講演会が神奈川県大和市の会場で開催された。



会員数が減ってきており(それでも500名以上)、会員の会費による収入で、今行っている事業規模を維持するのが年々難しくなってきているそうだ。世の中には毎年新たに心臓手術を受けている人が確実にいる。なのに、新しい会員が増えていない。会のアピール不足なのか、はたまた今の世の中インターネットを介して欲しい情報はなんでも知ることができるので会費を払ったり、会場にわざわざ足を運ばなくても良いと思う人が多いのか・・・

年2回、南淵先生のお話をたっぷりと聞けて、色々な医療機関の先生方の講演を聴けて、その内容を詳細に書き起こした会報を自宅まで送付してもらえて、何より多くの(元)患者仲間と会って情報交換ができる、そんな機会を得られる考心会への参加は、インターネットからだけでは得られない極めて有効な情報源であり、心臓を愛おしく思い続けることができる貴重な機会であると考心会の一会員である私としては強く思うのだが・・・

術前の方でも術後の方でも、またどこの病院で心臓手術を受けられた方でも考心会への参加資格はあるとのこと。来る者拒まず。興味のある方は是非考心会に入会されることをお勧めします。入会方法は、こちらのホームページへ。 メールアドレスは、exam@koushinkai.net

という訳で、今日の考心会の内容報告。参加者は約220名で、内50名ほどが会員に同伴されてきたご家族の方とのこと。開始前に受付に到着すると、幹事の方数名が私に声をかけて下さった。丁度一年前の考心会で、「心臓手術仲間の集まり」について檀上から少しお話する機会を頂いたので、そこで幹事の方々に顔を覚えて頂いた模様。(昨年の考心会の様子はこちらの記事へ)

総会では、第1号から第6号議案までが説明され承認された。そして、引き続き講演会へ。

①「近況報告・その他」 南淵明宏先生(大崎病院 東京ハートセンター長)

総会での議論を受けて、各個人が考心会の外に向かって情報を発信したりすることで、その価値を高めることができるのでは?考心会の当事者はあくまでも自分達、というご提案からはじまり、最近考心会で講演された先生方の異動先、マイナンバー制度、個人情報保護法の話、群馬、千葉や神戸で最近起こった医療事故の話、GW中に観られた映画の話、人と動物の心臓と血管の構造自体は実は同じだという話、太陽や地球の極の話、などなど。南淵先生の知識の幅広さを感じさせるバラエティ豊かな雑学講演。なんでも今は、病院で手術を実行するとそれをレジストレーションとして報告書を発行しなくてはならないとのこと。それがデータベース化されて医療業界では開示されていて、今回の群馬、千葉や神戸で起こったような医療事故についても一体何が行われたのか、そのデータベースを参照することで客観的に透明性をもって判断ができる世の中になってきているとのこと。医療の質の管理自体が上がってきていることを強調されていた。



②「足は第二の心臓 足の血管の話」 土井尻達紀(どいじりたつき)先生(大和成和病院 循環器内科副部長)

2010年から大和成和病院の循環器内科で働かれている土井尻先生。足の血管の動脈硬化は実は深刻だというお話。動脈硬化がまず最初にやってくるのは脳や心臓の血管で、そして大動脈、その次に足の血管に症状が現れるとのこと。足の血管に動脈硬化が現れる末梢動脈疾患になると、実はガンにかかったのと同じ程度の死亡率になるとのことで馬鹿にできない。足の血管というと、大動脈が両足に血液を送るために枝分かれする腹の下あたりから足の指の先までが対象だそうだ。循環器内科と言えば、心臓や肺のあたりが専門かと思っていたが、最近は足の血管も診るようになってきたとのこと。両腕と両足を同時に血圧測定するABIという検査で簡単に異常が調べられるそうだ。心臓手術を受ける人は必ずこの検査を術前に行っているはず。ベッドに寝て検査すれば普通は4つともほぼ同じ血圧になるのに、足の血圧が低いと異常ありとのこと。適度な運動療法が予防に効果的。治療法はカテーテル治療。カテーテル治療自体は、近年、器具や技術が向上しており再発も少なくなってきていて件数は減ってきているとのこと。しかし下肢カテーテル治療についてはむしろ増加傾向。また冠状動脈のように足の血管へのバイパス手術もあるそうだ。心臓と同じように足の血管も大事で、無理しない程度にできるだけ歩くことが予防になるとのこと。



③「消化器疾患について」 大圃健(おおはたけん)先生(NTT東日本関東病院 消化器内科内視鏡部部長)

ユーモアを交えた大圃先生のお話はとても興味深かった。内容は、内視鏡による胃や大腸のガンの治療について。初期のガンはほぼ100%治すことができ再発もないとのこと。胃がんは最近よくマスコミでも言われているがほとんどはピロリ菌が原因だそうだ。日本人の50%がピロリ菌に感染。特に50歳以上の人はかつて衛生状態の良くない井戸水を飲んだり、祖父母、両親からの感染で80%の人が感染しているとのこと。若い人は比率は下がる。(ちなみに私は昨年ピロリ菌の検査を行ったが幸いピロリ菌はいなかった。)もし保菌者の場合は、1週間抗生物質を飲むことで除菌できるそうなので、まずは皆さん検査を受けられることをお勧め。ピロリ菌の感染は5歳未満の時に起こるそうで、それ以降は感染しないとのこと。年間5万人の人が胃がんで亡くなっている。その原因の99%がピロリ菌とのこと。60歳を過ぎると胃がんの発生率が高まる。
次に、大腸がん。こちらは40歳を過ぎると発生率が高まる。胃も大腸も初期には自覚症状は全くないらしいので定期的な検査が有効。大腸は長さ2mもある、いわゆる「モツ」。ポリープを放置するとガン化する。食事や生活環境が原因と言われているらしい。便潜血検査が安価で容易だ。もしその結果で精密検査を指摘されたら内視鏡検査を受けるべき。40歳を過ぎて大腸の検査でなにもなければその後は3年に一度、胃の方が何かあれば進行が大腸より早いらしいので1年に一度、できれば内視鏡検査を行うのが望ましいとのこと。(ちなみに、私は2年前、便潜血検査で要精密検査となり内視鏡検査と同時にポリープを切除してもらった経験がある。年に1回の大腸の内視鏡検査は行おうと思っている。)



今日会場にいた顔なじみの(元)心臓病仲間は6人。考心会後、近くのカフェでビールを一杯。それぞれの近況をしばらく語り合ったあと、それぞれの帰路へ。



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Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

心臓病仲間の輪に入りたい方や、ブログについてのご質問、お問い合わせのメールはお気軽にこちらへ どうぞ。但し、私は医者ではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めての方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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ブログ開設: 2008年12月
お知らせ
南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。

このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

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