南淵先生 昭和大学横浜市北部病院へ

南淵先生の次の勤務先の病院が発表されたようです。(道理で一昨日からこのブログへのアクセスがやや増加していた訳です。)

昭和大学横浜市北部病院 循環器センターに成人心臓血管外科部門が開設され、そこの責任者(大学教授)になられたようです。
公式アナウンスはこちらのサイトへ

先生の今後益々のご活躍をお祈りしましょう。

南淵先生に今回の移動についての過去記事はこちらへ

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第十一回(元)心臓病仲間の集まり 開催報告

第十一回(元)心臓病仲間の集まりを横浜で開催した。

23名の参加者。初参加の方が8名。術前の方2名。大動脈弁の手術をされた方が7名。僧帽弁の手術をされた方が15名。
毎回遠方からの参加者もいて、今回も遠くは兵庫県から参加頂いた。最近の南淵先生の東京ハートセンターご退職の影響なのか、今回の集まりは南淵先生の手術を受けられた患者さんが普段よりやや多くて14名。盛大な会となった。


(目線をくれているのは毎度参加の常連仲間たちですね。私のシャッタータイミングを良く知ってのことか?)

初参加の方が多かったので、自己紹介も時間をかけて参加者一人一人にご自身の心臓病の経緯や体調のこと、趣味、仕事や信条など、自由に語って頂いた。

いつもは手術をしてこんなに元気になりましたというメッセージ色が強く、術前の方にも手術後の元気な身体になる期待を得て頂くのだが、今回はそれに加えて別の側面での話も多かったと思う。

特に、心臓病以外に抱えていたり、突然発症した病気のこと。心臓自体は手術を受けて治り経過良好だったが、突然一過性の脳梗塞を起こした方が何名か。原因の一つは、生活の中で強いストレスを受けたことではないかとのこと。「ストレスとは、人類の長い歴史において、戦いで人が敵に刺されたときに無意識に自己の血管を引き締めて血液の体外流出を避けることで生命を維持しようとする本能的な現象」であると、ある内科の先生から聞いたいうお話をされたときに、私もなるほどなと思った。

60兆個の細胞の集まりでできている各自の身体は、ほどよいバランスを保ちながら「生きている」とう状態が保たれている。ちょっとしたバランスの崩れは、人それぞれいつどこでどの部位に起こってもおかしくない訳だ。

ほとんどの皆さんが毎日何かしら飲まれている薬の話もいつもの定番。ワーファリンに替わる最新の抗凝固剤を飲まれている方が結構いたのが目新しいところ。

「○○先生は、今度海外の病院に留学するんだって!」「どこの国かしら?」「私、おっかけだから追いかけていかなくちゃ」
「でも、飛行機に乗って海外に行くのはイヤ!機中で心臓のトラブルがあったら怖いわ。ツアー会社で 循環器の医者を機中アテンドしてくれるような海外ツアーがあればよいのに・・・」

「巨乳の人は仰向けに寝ると胸の重みが創を引っ張るのでケロイドになりやすいんだって・・・」

「ICUに面会に入れるのは大人3人なんですよね。母と夫と、子供二人。さて誰が一人抜けるかで・・・・」

心臓病を経験した仲間の間にしか湧きあがらないこのような会話が、あちこちから聞こえてきくる。興味のある方は是非次回の集まりにご参加を。



2次会は雙十節のイベントで、心臓には悪い爆竹の音が賑やかな中華街。いつもと比べるとやや寂しく13名の参加者。だけど、その内男子は2名だけ。まるで女子会のような雰囲気。2次会に参加されなかった男性諸君は残念でした。

いつもの手順で集まりの開催は終了。初参加の方々から、「今日は参加してホント良かったです」という声を頂けたのがいつもながら開催を続ける励みになった。今回参加できなかったけれども参加したかったという方の声も沢山聞こえてきた。

次回の開催は来春の予定。こんなプログラムをやってはというアイデアがあれば是非お知らせ下さい。



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第24回川崎ジュニア文化省 受賞作品 「憧れの白衣」

川崎市幸文化センター内に市の図書館があり良く利用している。昨日、そこに行ったら、「第24回川崎ジュニア文化賞(小学生の絵画と作文のコンクール) 受賞作品」の展示が行われていた。原稿用紙4枚の作文が数点と、水彩絵の具で描かれた写生が数作品、ロビーに並べられていた。借りていた本の返却ついでに何の気なしにそれらの展示を眺めていたら、一点、興味を惹かれた作文があった。

「憧れの白衣」と題された小学5年生の女の子が書いた作文だ。その子が将来医者になりたいと思うようになったきっかけのエピソードが書かれている。作者である女の子が小学1年生のとき、その子のおばあさまが心臓手術を受けられた。内科から心臓血管外科に紹介されて、そこで出会った外科医は・・・

「とても背が高く、体はがっちりているけれど目は優しそうな先生だった」
「『一緒に頑張りましょう』といって手を握ってくれた。その先生の手は、とても厚くて大きかった。とても人の体にメスを入れるように思えないくらいあたたかかった。そして私の不安な気持ちを優しく、力強く包んでくれたように感じた」
「退院の日、嬉しいはずの祖母が少しさみしい表情をみせたように感じた。毎日会っていた先生と会えなくなるのが悲しくなったのかもしれない」
「先生は祖母の病気だけでなく、病気と闘う祖母の辛い気持ち、私達家族の不安な気持ちも受け止めて、心に寄りそって力強く支えてくれる存在だった」
「・・・退院してきた後も、先生とは切れない心の糸でつながっていると信じている」
「先生に会うと、祖母の心臓がより元気になったのではないかと思える。それは、先生の手術の技術だけではなく、先生のあたたかい人柄が患者の心や体をより健康にしてくれたからだと思う」
「私も、先生のように体だけではなく心も元気にできるような医者になりたいと思った」
「そして、友達との出会いを大切にして、心と心の交流を深めてあたたかい心を大きくしていきたいと思う。また、祖父母、両親と過ごす時間を大切にして、命のつながりや健康のありがたさも忘れずにしていきたい」
「いつの日か、憧れの白衣を着て、憧れの先生に会いに行きたい」

素晴らしい文章です。小学1年生の子供の持つ感受性の豊かさに驚かされました。そして、それを彼女が小学5年生になった今、文章として再現している訳ですが、その感受性と観察眼の鋭さが見事に表現されています。

心臓手術を受けた当事者の皆さんならこの文章に共感されることでしょう。手術を受けた当事者ではないのに、祖母の心臓手術の体験から感じた気持ちをここまで書けるものなのかと驚いた次第です。しかも小学生が書いた文章です。いやいや、受けた感情を余計な知識や経験で歪められることなくそのまま正直に表現することができる小学生だからこそ書けるのかもしれませんね。あと、なぜかこういう内容の文章はほぼ100%の確率で女性にしか書くことができないようです。この点については私なりの考察がありますので、いずれ別の記事で紹介したいと思います。

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たかしげさんからの投稿  「クスリはリスク」 

たかしげさんからの投稿です。自らの心臓病に関する経験など、みんなに発信したい文章を送って頂けましたら本ブログに転載させて頂きます。

カムバックハート

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「クスリはリスク」        たかしげ

現代ではクスリはリスクと言われるように、昔からも薬は毒と言われていました。医者の世話にならず薬ものまず一生過ごせるとは誰もが思っていないでしょう。人によっては更にサプリメントを探し求めて健康を維持しようと努力し症状に合うものが手に入れば安心します。 私は小学生の頃に肺門リンパ腺炎を患った。太平洋戦争以前だから何の薬やどんな注射を打たれて治ったのか何も分からない。

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プロフィール & メール

Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

心臓病仲間の輪に入りたい方や、ブログについてのご質問、お問い合わせのメールはお気軽にこちらへ どうぞ。但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めての方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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ブログ開設: 2008年12月
お知らせ
このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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