奇跡は続く 僧帽弁閉鎖不全症のはなし

南淵先生監修の小冊子「奇跡は続く 僧帽弁閉鎖不全症のはなし PART①」が発行された。

A4版、8頁カラー印刷。病気やその治療法について南淵先生の分かりやすい解説が写真や絵を交えて心臓病患者向けに書かれている。「奇跡は続く」の大動脈弁閉鎖不全症弁置換編を、以前外来で先生から見せてもらった。今回はその僧帽弁閉鎖不全症版が完成したのだ。

既に僧帽弁の手術を受けてしまった我々にとっては、僧帽弁閉鎖不全症という病気や弁形成術についての解説に目新しさはなかった。だけどそれは、今、この世の中にある多くの治療法の中で、一番確実な結果を期待できる方法を紹介している。これから手術を受けるかも知れない方々にとって、これを読むことによって得ることのできる知識は、抱えている不安を大きく解消してくれる助けになるのは間違いないと思う。

小冊子の中の患者体験記のコーナーに、我らが三つ葉葵さんのエッセーが1頁丸々記されている。丁度一年前、突然指摘された心雑音。そこから僅か2カ月で南淵先生の手術を受けるまでの心境を綴ったもの。その過程を決して後ろ向きにとらえないで、病気になったこと、手術を受けたこと、2回目の人生を歩むことになったこと、それらの意味を感じ取りながらこれからもゆっくりと確実に生きていきたい・・・そんな三つ葉葵さんの感動の文章である。

この小冊子、医療関係者や患者に配られるそうだ。手に入れたい方は、とりあえず、東京ハートセンターの外来にコンタクトするしかないかもしれない。

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小冊子と心臓病仲間のモノクロ手焼き写真


南淵先生と三つ葉葵さん

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奇跡は続く

このお話を最初に南淵先生から聞いたのは、4月頃だったでしょうか。
それから自分のエッセイを書き始めました。
伝えたいことはたくさんあるのですが、なかなか文章にまとめるのは難しいんですよね。
カムバックハートさんのようには、なかなかまとまりよく書けないものです!
南淵先生、ライターの方、南淵チルドレンの皆さんの励ましが合って、なんとか載せていただきました。

退院するころから、私の経験が次に手術を受ける人の何かの参考になればいいと、
ずっと思ってきました。
ですので、こういう機会を与えていただいて本当にうれしく思っています。
心臓病に関わるいろんな方に読んでいただき、少しでも励みにしていただければ幸いです。

第2の人生・・・。感謝して踏みしめて歩んでいます。
いろいろなことに関する捉え方が随分変わったように思います。
大事なものはより大事に、貴重な時間や生きていることを、より大切に思えるようになりました。「なんとなく生活していた」術前よりも「生きている」気がします。
それを感じることが私の病気になった意味だったのでしょうか。

今年の夏、創をまったく隠さず過ごしました。(日焼けには気を付けましたが。)
街中ですれちがった人が見ていたこともあったかもしれません。
でも、私の奇跡の証なので、全く普通に過ごせました。
自慢することも、隠すこともなく、いたって普通に。
そう思えるようになれて、本当によかったと思います。

これから続いていく、第2の人生がどうときめいていくのか。
そう、ゆっくり確実に生きていきたいものです。

奇跡の後に・・・

「それぞれの心臓手術の体験を、他の方の為に発信する」
それは、実際の体験者にしかできない、とても大切で素晴らしいことだと思います。

手術体験ブログやホームページ、それから、今回の三つ葉葵さんのようなエッセー、
そうした生の体験記録の文章を読むことで多くの患者が励まされ、安心感を得ている
のは間違いないでしょう。特に、今回の三つ葉葵さんの文章には手術を受けるに至った
物理的な過程以外に、彼女の精神面、気持ちが正直に表現されていることが、皆の興味を
一層引き付けるのだと思います。

今回の小冊子、本当は一部の医療関係者や患者だけでなくて、もっともっと多くの人たちに
読んでもらいたいものですね!
プロフィール & メール

Author: カムバックハート

カムバックハートブログバナー

カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

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ブログ開設: 2008年12月
お知らせ
このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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