術後十八回目の外来

金曜日午後の外来は超ハイスピードだった。受付したのが午後1時前で、血液検査、心電図、心エコーの検査と南淵先生の診察、それから会計を終えて、病院のロビーを出たのが午後2時40分頃。当然、当日の検査の結果を診察の場で教えてもらうことはこの病院では常識。血液検査結果(今回もほぼオールA)と心エコー検査結果の詳細のプリントアウトをもらう。



術前の方は、病院や医者から沢山の情報を得て不安を少しでも減らしたいと思っているから、そんなスピード対応だと逆に不安になるかもしれない。

一方、術後患者にとっては定期検査なら素早くすませたい。検査時間やその待ち時間は短い方が良い。会計の前のソファーで自分の名前が呼ばれるのをボケーと待つだけの時間も省きたい。南淵先生や深津さんの笑顔が見れて、「問題なし」と言ってもらえれば診察はそれで良いのだ。

同じ外来日だった三つ葉葵さんのもうすぐ術後2年という創あと写真。



「胸骨正中切開すると創が酷くなる、女性には大ショック!」なんていう風に世の中ではよく思われているようだ。最近はMICSという小さな切開で手術を行う手法もあるようだ。それはそれで結構である。行えうる最高の治療によって心臓を正しく治してもらうという第一の目的を達成できるのであればだが。

それぞれの体質によるが、三つ葉葵さんのように胸骨正中切開でもこんなにきれいな創に仕上がることも多い。ちなみに彼女は花粉症もあるアレルギー体質だ。

過去の記事で何度か、術後に皮膚科に行くことをお勧めした。リザベンというケロイドを抑える効果のある薬の服用を暫く行うのは効果があるようだ。もっとも、薬という人工物に頼る以前に、栄養を偏らせず、適度な運動をして、規則正しい健康的な生活をすることが体の為であり愛しい心臓の為であり、創と言う一度は傷付けられた皮膚と脂肪の回復・再生には一番大切なことだと思う。

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No title

三つ葉葵さんの手術痕はキズ痕と云う表現は当たりませんね。若く張りのある肌が僅かの日数でリターンされたのではないですか。
一方私は30年前48才で胸骨正中切開で大動脈弁を機械式人工弁に置換手術した。凧糸のような太い糸で咽喉下から胃の下の辺りまで縫い付けられムカデが張り付いたような縫い痕だった。抜糸するときは糸の真ん中に鋏を入れ今日は右、明日は左と引き抜かれた。抜くときに皮膚が糸と一緒に盛り上がり、しかめっ面で激痛に耐え看護婦さんを恨めしく思った。そして30年後、老いの肌にまあ々まで創は戻ったようだが、また手術、今度は僧帽弁、大動脈瘤の手術。創痕は接着処理のようだったが部分的に複線となった。胃の下のわずかの部分はケロイド状に残る。喜寿を超えた爺さまだが温泉ではちょっと気になるね。でも命あっての物種だ!

温泉と創

温泉に入ると創が赤くなって確かに目立つような気がしますね。

若い・・・、と言ってくださってありがとうございます。
タカシゲさんから見れば、まだまだ未熟者ですね!

カムバックハートさんの記事のとおり、私はいろいろなアレルギーを持っています。
どれも困りますが、薬疹は怖いです。
手術前の血管造影剤にも少し反応してしまい、気分が悪くなりました。

なんとかしたいです、このアレルギー体質。。。

No title

三つ葉さんの創あと、きれいでうらやましいです~!
私の創あとは2~3ミリの幅があって、さらにちょっと歪んでるんですよ...!

一度気になって、外来の時に先生へ質問したのですが、なんとなく、「創あとの見栄えについてどうこういうなんて...」という反応をされてしまい、そのまま2年経ってしまいました。
当時は塗り薬のことも知らなかったからなぁ...

次の手術の時は、準備しておこうと思います!
(先生からは、同じところからメスを入れるので、二本線にはならないけれど、ケロイドのようにはなるかもねって言われました)

ありがとうございます

はじめまして。私は今夏に僧帽弁閉鎖不全・弁形成術を受けたアラサー女子です。
知識も無く不安ばかりの私でしたが、カムバックハートさんのブログと出会い、
手術・入院は心強く、とてもありがたい存在でした。
手術創など女性に対しての記事などもあり参考になります。
これからも更新楽しみにしております!

はじめまして。

konpeki さん、はじめまして。

ブログをチラっと拝見しました。感染症心内膜炎から僧帽弁閉鎖不全症、そして
心タンポナーデと、色々と続いたようですね。
全ての方が順調な回復をされる訳ではありません。不意に合併症を抱えたり、
体を無理させて必然的に病気になる方もいるかもしれません。
病気とは理不尽で不公平なものだと思います。
私のブログを参考にして頂けたようで嬉しく思います。
色々情報交換していけたらいいですね。宜しくお願いいたします。

よろしくお願い致します

ご丁寧にご返信ありがとうございます。確かにおっしゃる通りだと思います。そして本当に理不尽で不公平ですね…。入院中や術後の今もカムバックハートさんのブログ記事や言葉にふと考えさせられることが多いです。
また、私のブログを見ていただきありがとうございます。
こちらこそどうぞよろしくお願いいたします!

konpekiさんブログへリンク

konpekiさん、ブログをリンクさせて頂きました。
またまたのアクシデントのようですが、頑張って下さい。
実は、私は明日、ちょっとした外科手術を受けます。
詳細はまた後日記事にしてアップする予定です。

ありがとうございます!

カムバックハートさんのブログにリンクしていただけるなんて嬉しいです!私も差し支えなければリンクさせてください。
はい…月曜日に即入院になってしまいました(。-_-。)頑張ります!
えぇ?明日、外科手術ですか?!
手術成功お祈りしております。
カムバックハートさんも頑張って下さい!
プロフィール & メール

Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

心臓病仲間の輪に入りたい方や、ブログについてのご質問、お問い合わせのメールはお気軽にこちらへ どうぞ。但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めての方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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ブログ開設: 2008年12月
お知らせ
このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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