鼠径(そけい)ヘルニア手術体験記 その3

先日、鼠径ヘルニアの開腹手術を受け、手術翌日に退院。そこまでは過去のブログ記事に記載した。退院後のその後の経過は次の通りであった。

2012.11.18 術後3日目
左足付け根部分にテープが張り付いているような違和感を感じ始める。創部を保護する透明なテープが実際に貼ってあるので、その違和感を感じているのか、若しくは、手術で体の中に埋め込まれたメッシュシート自体の違和感を感じているのかの区別がつかない。それと、術部の反対側である右脚付け根部分に内出血を発見。翌日は外来なので診てもらおう。

2012.11.19 術後4日目
川崎幸クリニックにて外来診察。創部に貼ってあるテープをはがす。創の回復は順調。反対側の足の内出血については経過観察。3日後に再度外来にて状況を確認することになった。

手術結果の説明を受ける。神経に傷をつけることなく予定通りに手術は成功したとのこと。その際、手術記録のプリントアウトを頂きたい旨、お願いする。その目的は、まずは自分がどのような手術を受けたのか、医者からの口頭での説明以上に書き物で理解しておきたいということ。そして、将来何かの病気になったり、新たな手術の必要性が起こった場合に、過去にどのような手術を受けているのか医者に具体的に提示して説明することができるからの2点である。

手術自体は川崎幸病院で行われたが、今日の診察は川崎幸クリニックであったので(診察医は執刀医だったが)、データを患者に渡しても良いか川崎幸病院に確認しますとのこと。診察室から出ようとした際、先生が、「そういえば、ナブチ先生は手術のビデオとか配るんですよね」と聞いてきた。「はい、そうです。今回はビデオじゃなくてもいいんですけど、自分がどのような手術を受けたか分かる簡単な資料は欲しいですね」と改めて伝える。

その先生の段取りにより、当日、川崎幸病院の2F受付でデータを頂けることになった。徒歩10分で川崎幸病院に到着。話が通っていたので、すぐに担当者が応対。データ開示依頼書にサインして、手術画像が添付された外科手術記録をその場で受け取った。

術式:ヘルニア根治術(UHS法)
手術時間:96分
麻酔時間:129分
出血 10cc
輸血 ゼロ
術中合併症:なし

術前の所見や、手術の手順と施した治療内容、手術画像のスナップショットが盛り込まれていた。

手術記録2

その日の夜、内出血が更に酷くなってきた。内出血したドス黒い静脈血が重力で下の方に流れてきて行き場を失い溜まって膨らんでいる感じ。痛みはないが、見た目ちょっと心配。尿管を抜いた後、暫くおしっこする時に痛かったので尿管から出血かもと思ったが、血尿は出ていない。

休薬していたとはいえ、バイアスピリンの影響が体に残っていたのかもしれない。とりあえず、明日の朝まで様子を見ようとうことにして寝た。

2012.1120 術後5日目
内出血は、前日夜よりかなり改善していた。血液が溜まっていた膨らみは無くなっている。だが、皮膚の色がどす黒いままなのが気になる。

術部に埋め込んだメッシュシートの違和感はこの頃がピークだった。それ以降はだんだん慣れてきたのか、筋肉の組織との一体化が始まったのか分からないが違和感は薄れ始める。

2012.11.22 術後7日目
外来。祝日前だからなのか、クリニックが異常に混んでいる。完全予約制の診察なのでいつもは待ち時間がほとんどないのだが、この日だけはかなり待たされた。結果、内出血は問題なさそう。次の日からバイアスピリンも服用を再開してもよいとのこと。脚の違和感は1ヵ月も経てばほとんど感じなくなるらしい。

入院中のレンタル備品(タオルやティッシュペーパーなど)の請求書が郵送で届いた。1日分なので350円。

2012.11.24 術後9日目
夕方、家で刃物を砥石で研ぐ作業を少ししたら、腹に力が入ったのか、メッシュ部分に違和感が出てしまった。夜、シャワーを浴びたらましになった。腹圧のかかる作業はまだまだ要注意。

2012.11.30 術後15日目
夕方、仕事が終わった後、会社からクリニックへ直行。外来診察。問題なし。これでめでたく外来を卒業となった。最後に今回の手術治療についての病院からのアンケートに答えて帰路についた。

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ブログを読んでると 問題なしとの事で安心しました!

もう12月、、、、最近の昼と夜の寒暖差は激しすぎです、、、

お互い体調管理には気をつけましょうね。

風邪にご注意

姫野さん、こんにちは。

はい、問題なく回復し、無事にあっけなくヘルニア外来は卒業となりました。

そうですね、最近寒くなってきました。風邪は心臓に悪いので気をつけましょう。
手洗い(手術室に入る手術スタッフ並みに丁寧に)とうがいが基本ですかね。
あとは、寝冷えとか、湯ざめとか、経験としては要注意です。

姫野さんの方の回復状況はいかがですか?次回お会いするのが楽しみです。
ちなみに、私の次回外来は、12/21(金)です。
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Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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