2月9日 第6回東京ハートセミナーと(元)心臓病仲間の集まり番外編

「第6回 東京ハートセミナー 心臓SOS!」が品川区大井町の「きゅりあん」というイベント会場にて開催された。このブログで宣伝した効果があったのか、申し込み者数は600名を超えていたそうな。

そんな中、やはり40代を中心とした集団となると我々カムバックハートブログ繋がりのメンバーの面々。新潟、長野、群馬からもわざわざ足を運んでくれた仲間達。

会場に入ると、各種相談ブースが幾つも開かれていて、東京ハートセンターの職員の方々が直接患者の相談に乗っていた。普段の外来ではゆっくり相談できないような事にも対応してもらえたのではなかろうか。(外来に行く前には今日はこのことを聞こうと思っていても、いざ検査室や診察室に入るとつい聞くのを忘れてしまうということが皆さん良くあるのではないでしょうか?私も含めて。)

会場ロビーでは、南淵先生や深津さん、その他の先生方と直接会話することができた。患者たちが先生や看護師さんに語りかけるのと同じように、私自身に対して、「ブログを見てますよ。」「実際にお会いできて嬉しいです!」というように突然声をかけて下さった方々が数人いて嬉しく思った。

さて、肝心のセミナーの内容はと言うと、深津さんの司会に始まり、四部構成の講演が行われた。
講演1 「かしこい病院のかかりかた」 南淵明宏医師
講演2 「狭心症・心筋梗塞・カテーテル治療のはなし」細川丈志医師
講演3 「心臓ドキドキどうしよう?」 円城寺由久医師
講演4 「心臓手術のはなし」 奥山浩医師

南淵先生のユーモアを交えた聴かせる講演とそれ以外の先生方の比較的まじめな病気のお勉強スタイルの講演の個性差が感じられた。動いている心臓の様子やカテーテル治療の現場の映像がふんだんに盛り込まれていたのはとても興味深かった。特に細川先生による、カテーテル「検査」を開始からわずか3分で終わらせるリアルタイム映像には驚いた。当然日帰り検査である。検査後、1、2時間もすれば帰宅できるらしい。他の病院ではこれを通常30分~1時間も時間をかけて行い、1泊2日や、2泊3日の入院というケースもあるらしい。カテーテル「治療」についても細川先生が行うとこれまた超特急の数十分程度で終わらせることができるらしい。なるほど、これほどに短時間でカテーテル治療が行えるならば、患者の体への負担も軽いと想像できる。

国内における心臓血管手術件数は30年前は年間2万件程だったのが、近年は6万件に増えているそうだ。人口ピラミッドの構成上、団塊の世代やそれ以上の高齢者の数が増えたのと同時に、医療の進歩で心臓手術の対象となる患者数も増えているのが主な原因らしい。先天性心疾患については出生率の低下の為か件数は横ばい。バイパス手術も横ばい。急激に増えているのは弁膜症や大動脈手術のようだ。バイパス手術については、カテーテル治療の技術の進歩が結果的に手術件数を抑えているようだ。この辺の推移は、南淵先生のオフィシャルホームページに載っている南淵先生の手術実績件数を良く見てみると同じ傾向が読み取れる。

無料セミナーで、あの会場であの内容には満足。だけど、次回も続く東京ハートセミナーには更なるレベルアップも期待したい。イベントの企画はとても難しい。考心会の講演も毎回幹事の方々が相当に頭をひねり、どうすれば考心会のメンバーの期待に答えることができるような講演会が実現できるかと思案されているようだ。

瞬く間にそうした講演会の終了時刻がやってきた。(元)心臓病仲間の集まり番外編は、近くのイタリアンレストランに移動して、計16名で開催した。術前の方も3名参加。既に何度かお会いしている常連メンバーも多かったが、お互いに初めて会うという方々同士も多かったようだ。例によって、心臓に関しての話は尽きない。弁膜症の方ばかりであったのだが、弁形成術組みよりも弁置換術組みの方が人数が多く、しかも、機械弁よりも生体弁の方が案外に多いというのがここ最近の心臓病仲間の傾向のような気がする。

年2回開催を予定している(元)心臓病仲間の集まりの次回開催は、5月後半~6月頃になると思います。このブログで開催案内を出しますので、興味のある方はその際にご連絡よろしくお願いいたします。その前に、三つ葉葵さんが取りまとめるお姉さまシリーズの集まりも3月後半頃に女性の(元)患者限定で開催されるようです。こちらについても後ほどご案内したいと思います。


南淵先生の手術中の様子


南淵先生の手術中の様子


南淵先生の結論:かしこい病院のかかり方


細川先生のカテーテル検査風景


奥山先生の「心臓血管手術のこころえ」


会場ロビーの様子

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お疲れ様でした

お疲れ様でした。

当日は先生達の話しがよかったです。
正直ちっとウトウトしたところがありました。

先生も深津さんも人気がすごかったし、先生の娘さんにお会いできたのがよかったです。

2次会も盛り上がり最高でした。
ありがとうございました。

次回も宜しくお願いします

おつかれさまでした~!

9日はひさしぶりにお会いできて,とっても嬉しかったです!
(いつお会いしても若々しくてうらやましいですw)

私はハートセミナー初参加でしたが,代表的な心臓病をとりまく概況がざっとつかめて,すごく判りやすかったと思います。

逆に鍋島さんのように,自分で調べて勉強されてる方にとっては,物足りなかったのかもしれませんね。

それから懇親会も楽しかったです!企画して下さってありがとうございました。

次も参加できるといいな~♪

(あ,ロビーの写真にはびっくりしました...油断なりませんねw)

ありがとうございました

遠藤さん、yukoさん、コメントありがとうございます。

セミナーと集まり、今回も楽しい時間を(元)心臓病仲間の皆さんと過ごすことができました。
ある程度定期的にこのように仲間の皆さんとお会いして、お互いが元気な様子を確認したり、
情報交換するのはとても有意義ですね。

集まり当日もそうですが、企画して準備している時も、今回はどなたから連絡が来るかなという
楽しみがあります。そして、イベントが終わると、次は何を企画しようかなと考え始めるのも、
また楽しいものです。

参加者の皆さんのパワーで今後も楽しく有意義に盛り上げていって下さい。

有意義な時間でした。

皆さま、先日はいろいろとお話していただいてありがとうございました。
カムバックハートさん、いつもながらとりまとめありがとうございます。

先生達の講演はわかりやすかったと思います。
イベント参加年齢層を考えても、よかったのではないかと思います。(ごめんなさい~)

病院単体で患者向けにあのような大規模な講演会を行うのは、なかなか素晴らしいですよね。
病院の質が上がりますね。

お姉さま会については近日中にカムバックハートさんにお願いして、この場で案内させていただきます。
女子会、楽しみましょうね♪


お姉さまシリーズ

三つ葉葵さん、

お姉さまシリーズの案内発信はいつでも了解です!
一応女性だけの集まりのようですが、どうしても行きたいという男性にも
特別ゲストとして招待してもらえる可能性はあるようですので、ご関心のある方は
どうぞ・・・

良かったですね

番外編大変良かったようですね。杖の援けを借りているので(心臓病ではない)参加出来ず残念でした。ペースメーカー&心臓術後のフォロー結果、順調のお墨付きを貰いました。速く歩いても息苦しさはなくサイボーク状態の躰でも意欲的に暮らしています。先日、天野篤医師の著書を読みました。医学書でなく手術に対するスキルや姿勢と情熱等が平易で高ぶらずに書かれています。随所に人生訓を思わせ蘊蓄(うんちく)ある文章で感銘しました。どの分野でも通じる心構えと感じました。  80才ちかい爺だと “病気のデパート”と言葉が衝いて出るほど心臓以外の病も襲ってきます。心臓病で体験した知識を幅広く得ました。このメソッドをこれから健康で暮らす姿勢としたいと思って読みました。次回は参加出来るよう鍛えましょう。

先日は大変おつかれさまでした。
セミナーの内容はさておき、カムバックハートさんをはじめとする皆様と再会できよかったです。
また、
初めてお会いする方も数名おりました。

心臓病を患い、とても苦しみ悩んでる方々がたくさんのおられます。その人の為にもカムバックハートさんが発信する情報はとても意味があると思います。
今後も微力ではございますがご協力させていただきます。

次の再会はいつになるでしょうか。
楽しみにしております。

また、三つ葉葵さんのお姉さまシリーズも密かに楽しみにしております。

最後に、
緑の旅人くん、コメントを入れるように~♪♪

再会

たかしげさん、

次回の集まりはまた横浜のこの前の場所で行う予定なので是非再会しましょう。
今回の番外編集まりで、「たかしげさんは今日は来てないの?」って聞いている人が
何人もいました。

越後人さん、

術前の方々にも色々話しして頂きありがとうございます。
術前の方々にとって経験者の言葉は何よりの貴重な支えだと思います。

新潟出張版集まり開催実現の際は、段取りよろしくお願いしますね!

(元)心臓病仲間のポートレート写真展、開催準備が遅れています。あともう一つの
ネタが埋まらないのです・・・南淵先生次第です。

天野先生と南淵先生の対談記事

たかしげさん、

天野先生と南淵先生の対談記事です。
http://www.nabuchi.com/media3_55.pdf

天野先生の本は、早く読みたいのですが、今、図書館の予約待ち中です~

新潟版というか、信越版でいきましょうかね。
長野県民2名、新潟県民1名おりますからね。

写真展の目玉の部分はナブチ先生へ再度直談判…!

実現したらスゴイけど…

素敵な対談集ありがとう

心臓手術の双璧としての対談として読みました。南淵先生が話された「さや侍」は初めて聞きました。松本人志監督の映画だったんですね。振り返ると私が体験した世界でも「さや侍」はいたようです。コツコツと「一途一心」なかなかできないことで「継続は力なり」ですね。  たかしげ

楽しそ~!

カムバックハートさん

セミナー&番外編とても盛り上がったようですね!参加できず残念です・・
ですがブログのおかげで内容がわかるので
とてもありがたいです!

南淵先生の結論は、まさに先生らしいですね!
笑っちゃいました。
集まりの方も「信越版」とか「写真展の目玉」とか気になるワードありますね~。
次の集まりの時に教えてくださ~い!

次回皆さんにお会いできるのを楽しみしてます。

Tより

「一途一心、命をつなぐ」 私も読みました

カムバックハートさん こんにちは! 久しぶりにコメントさせていただきます。
東京ハートセミナーと番外編集まり、盛況でよかったですね!

私も最近 天野先生の著書を読みました。
タイトル通り これまで歩んで来られた心臓外科医としての「一途一心」の思いや
信条が凝縮されていて 読み応えがあり 深い感銘を受けました。
心臓外科医としての「覚悟のもの凄さ」が伝わってきます。

思わず 私自身の手術の執刀医A先生が浮かんできました。
お二人が重なり合う内容がいろいろあったからです。

私たち心臓手術を経験した者だからこそ 実感できる、理解できるという
こともあるだろう内容でした。

心臓手術経験者の皆さんにおすすめの1冊だと思います。

No title

ようやく 新しいパソコンを購入して 早速ブログ読みました!会場 人集まってますね!

熱気がモニター越しにも伝わってきます。 

次回は是非、、、、!!もう2回もスルーしているなぁ、、、、 休日のタイミングが会えば、、、こればかりは 神様にお願いするしかないですね。

コメントありがとうございます

Tさん、

パーフェクトに集まりに参加されているTさんが欠席とは意外でしたね。
次回、またよろしくお願いします。

カワセミさん、

遅ればせながら、ブログにリンクさせて頂きました。
天野先生の本、ほんとよさそうですね。早く図書館から届いたら読みたいです。
最近本は、まずは図書館で借りて読んでみて、良かったら買ういうパターンで
むやみに家の本棚に本を増やさないようにしています。でも、この天野先生の本は
買っちゃいそうです。

ヒメノさん、

次回こそは、ですね。
今まさに、次回の集まりの詳細プランを作っているところです。
今回はちょっと趣向を変えるかもしれません。趣向といってもあの雰囲気や場所は
大して変わりませんが、やり方をちょっと・・・・




No title

先日は鍋島さん、越後さん、皆様お疲れ様でした。お世話になりました。
天野先生と南淵先生は夢の対談だとおもっていたのですが、お二人は先輩・後輩でつながっていたのですね。お互いの違いを認めても、尊敬しっていて「長嶋と王」と「馬場と猪木」みたいでした!
南淵先生と鍋島さんのブログも今後も定期的に拝見させていただきます。

再会

アントンさん、先日は再会できてうれしかったです。
アントンさんはとてもしっかりしていて、本当に心配要らずの方だなと感心します。

術前の僕にはとてもアントンさんほどの心臓病に対する探求心のようなものは
芽生えていなかったと思います。

また次回、お会いするのを楽しみにしています。
プロフィール & メール

Author: カムバックハート

カムバックハートブログバナー

カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

心臓病仲間の輪に入りたい方や、ブログについてのご質問、お問い合わせのメールはお気軽にこちらへ どうぞ。但し、私は医者ではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めての方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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ブログ開設: 2008年12月
お知らせ
南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。

このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

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