術後二十五回目の外来

術後5年3か月で、25回目の外来診察。


(ハートセンターに向かったときはこんなに晴れていたのに、この後、積もるほどではないけれど雪が結構降りました。)

今日の採血の際、看護師さんから「血管の弾力がありますね~」と言われた。

採血用の針を患者の腕の静脈に刺す時に、僅かに感じる感触のことだそうだ。マカロニのように針を刺すのに強い抵抗感を感じるような固い血管は動脈硬化の恐れがある。一方、今回の私のように弾力性があり、針を刺しやすい場合は、血管の状態としては良いのだそうだ。

日々採血を繰り返し、患者と接しているプロの看護師さんならば、指先の感覚でそういうことがぱっと分かるようになるんだなと納得。ちなみに今日の採血の際の針を肌に刺す痛みは全くなかった。これも上手な看護師さんだと無痛だけど、そうでない看護師さんだとチクッと痛いんですよね~なぜか。

検査は極めて手際よく終了。定期的な外来で行う診察前検査は、どれも痛みを感じるような検査はないので、特に心構えする必要はない。

検査は終わったが、診察がなかなか始まらない。南淵先生はまだ手術中の模様。そして、午後3時半くらいになって診察室2番へ呼び出しが始まる。深津さんはまだ手術室で手術の後片付けを行っているのだろうか、いつもと違って外来の呼び出しは事務の方が行っていた。今日の診察はとてもスピーディー。患者の皆さん、診察に入っては直ぐに出てくる。私の名前も4、5番目に呼ばれて、これまた2、3分で診察終了。心エコー、レントゲン、血液検査ともに問題なし。聴診も問題なし。服薬の処方もいつもと同じ。何も変わらないいつもと同じ、だから安心の診察であった。


(90日分の薬)

術後に飲みに行くことなしには閉まらない最近の外来日。今日は、先日の記事で心臓手術体験記を紹介したayaさんを交えて(元)心臓病仲間5人で食事した。前回ayaさんとお会いしたのは彼女が手術を宣告された日、そして今回は術後2か月でもうすでに会社勤めも再開している彼女。

「乾杯!」「おかえり~」



やはり予想通りである。術後の明るい顔の表情、心臓手術の体験を嬉しく語る様子、「終わってしまえば、どうしてあんなに悩んでたんだろう」と手術を受ける時期や方法を長い間悩みつくした方が必ず言うセリフ。多くの(元)心臓病仲間が見守った結果、また一人、(元)心臓病仲間が増えた。



ここ最近の外来日にいつもお会いしているHさん。今日も飲み会で盛り上げて頂きました。お酒もご馳走様でした。体育会系の部活をしている高校生並と南淵先生に言わせた中性脂肪値42はお見事です。
お仕事、ご家族や旅行のことなど、Oさんから今回初めて聞いた話が多かった。心臓病というテーマで集まったこのような仲間だと一見何で繋がっている人達なのか客観的には分からない。性別、年齢、住んでいるところも仕事も家族構成もバラバラなのだから。(元)心臓病仲間とはそんな多様性のある集団になるんだなと改めて認識。
久しぶりにお会いしたTさんも相変わらずお元気そうでした。

個々の術後のトラブルや課題は、心臓に関わることも関わらないことも含めて発生する。だが、それを明るく乗り越える能力は、心臓手術経験者にはそうでない方に比べて高いレベルで備わっているように最近特に思う。

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ご無沙汰しています。

薬の写真を拝見しましたが、同じ病気ですので似た薬が処方されていますね。胃薬もカムバックハートさんと同じ処方でしたが、院外薬局が気を利かせてくれてジェネリック医薬品に変更になりました。そのほかも半分くらいはパッケージでなんとなくわかります(^O^)

でも90日分の薬代となると結構な金額になりますね・・・

豆パパさん、こんにちは。

薬の種類は、バイアスピリン、タケプロンカプセル、アーチスト、ワソランが心臓関係です。
あと、尿酸値が高い関係でアロシトールを追加で飲んでいます。
薬代は90日分で7080円でした。

血液検査でLDLコレステロールが若干基準値オーバーでしたがそれ以外はパーフェクト。
恐らく、会社で食べる嗜好品がLDLコレステロールの原因だと思いますので、次回外来では
パーフェクト目指して少し気を付けたいと思っています。

No title

こんにちは。

私は前回の外来は南町田病院で受けました。
南町田病院で受けるのは2回目。
前回は血液検査やレントゲンを撮った覚えがありますが、今回は検査はゼロ。
南淵先生の診察だけでした。
南町田病院でお会いしても先生と深津さんはいつものとおり、安心させてくださいました。

血液検査もしていないので、数値はどうなっているか、多少気になるような気がします。
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Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

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ブログ開設: 2008年12月
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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。

このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

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