第九回(元)心臓病仲間の集まり

第九回(元)心臓病仲間の集まりがいつもの要領で開催された。参加者は19名。毎回参加して盛り上げてくれる常連の仲間達、買い出し、荷物運び担当の若手男子、初めて参加してくれた方、そして前回は術前での参加、そして今回は術後の元気な姿をみんなの前に現してくれた仲間。次回は必ず参加しますという約束通り群馬からやってきてくれたyukiさん、滋賀からの遠路をスーパーカブ(郵便配達のおじさんが乗っているようなバイクです!)で、一般道を10数時間かけてやってきてくれたかんちゃん。そうした参加してくれる仲間がいるから続いている(元)心臓病仲間の集まり。


会場にあったバラ園にて。"ゴールデンハート"っていう種類の黄色のバラがあるんですね。

今回の自己紹介の中で湧きあがった話題の一つは、心臓病と体の他の部位に起こる病気の因果関係について。例えば、心臓手術後に閃輝暗点が現れ始めたという人が結構な数いて驚いた。また、心臓手術をすると胆嚢が将来悪くなるケースがあるらしい。実際、心臓手術後に胆嚢を摘出されている方も今回の参加者に複数いた。但し、これらの現象は心臓病や心臓手術と因果関係があるという説もあれば、そうではなく、たまたま別の原因、または心臓も含めた複数の原因が関わっているなど諸説があるらしく素人判断はできないようだ。

兄弟姉妹、または親子で弁膜症を患う場合もあるらしい。今日の参加者の中にもそうした方がいらっしゃった。弁の組織が遺伝的に弱いという体の構造が似てしまうことは、兄弟で顔や声が似るのと同様に起こるのかもしれない。夫婦で弁置換されているという方も知っているが、これは元は他人同士だから全くの偶然。それとも、同じ病気同士だと無意識に何かお互いに惹かれあうものがあるのかな。

ピアカウンセリングというものがあるらしい。同じ境遇や経験をした者同士がお互いを精神的にサポートするカウンセリングのことらしい。特にそれを意識して始めた訳ではないが、この(元)心臓病仲間の集まりって、正にそれそのもの。


2次会は中華街にて。

二次会での印象的な話題は、第二の誕生日について。我々、心臓手術経験者は、自分の手術日を第二の誕生日と称している。実際、自分の本当の誕生日よりも第二の誕生日の方が意識としては高い。その気持ちが(元)心臓病仲間の間で共感されていることを今日改めて確認することができた。

オフポンプのバイパス手術でなければ、通常は心臓手術中に、心臓は一旦鼓動を停止している。その間、人工心肺という機械によって体内への血液の循環は行われている。そうした状態での心停止は3~4時間程度までであれば、心臓はほとんど問題なく再び鼓動を開始してくれるのだそうだ。私の心臓手術の心停止時間は59分間であったと病院からもらった記録書に書いてある。今日集まりに参加されたドラゴンさんは、大動脈解離による人工血管置換と大動脈弁置換を行う大手術だったので8時間も心停止せざるを得なかったとのこと。いざ、心臓を再鼓動させようと心臓に血液を循環させても、なかなか鼓動を開始しない。心臓が目覚めるように電気ショックを与えてみるが反応が起きない。出力を上げた2度目の電気ショックも効果がない。医者からドラゴンさんのご家族に対して、3度目の電気ショックを与えても良いか確認がなされる。家族の同意を得て行う処置ということは、もはや想定されていた手術の状況ではないはず。更に電気の出力を上げた3度目の電気ショックでドラゴンさんの心臓は無事に再鼓動をはじめたのだそうだ。彼はその心臓手術中の医師や看護師の行動や処置内容が記載された命のカルテを病院からコピーしてもらったそうだ。

なぜ我々が第二の誕生日を今後一生忘れない特別な日だと崇め奉るのか。その理由は恐らく心臓手術経験者には理解できても、そうでない方はいくら話を聞いても理解できないのではなかろうか。一日10万回、一生涯動き続けている自分の心臓を一旦止める。その間は死んでいるも同然。だから、無事に術後の生活を開始できたその手術日は第二の人生の始まりの日、まさに第二の誕生日なのだと思う。

麻酔が効き始めて意識を失い、心臓手術が終わった後、意識が戻った時の感覚はどうであったのか?そんな話題にもなった。私の場合は、知らない間に眠り込んで、気が付いたら目覚めたという当たり前の感覚。若いころ、変な時間に昼寝すると、起きた時に、今が一体夕方なのか、それとも朝方なのか一瞬時間の感覚が分からなくなったことがあるが、そんな感じに近いかもしれない。人によってこの心臓手術の前後を結ぶ時間の感覚は微妙に異なるようで別の感覚を伝えている方もいた。いずれにせよ、その時に、第二の人生として生まれ変わる瞬間をまたがるわけだ。8時間の心停止、あわや心臓が再鼓動しなかったかもしれない状況から生還されたドラゴンさんだと、ひょっとして何か特殊な感覚や、もしかしたら向こうの世界が見えたのではないかと思ったがどうなのだろうか。心と身体は必ずしも常に一体ではなく、例えば、術中に幽体離脱して自分の手術を客観的に眺めている自分がいるなんていう話もあるそうだ。

薬の話題でも盛り上がった。術後全く薬を処方されていないという方も何人かいらっしゃるが、心臓の薬であったり、その他の持病の薬であったり、数種類の薬を服用をされている方が多い。全く同じ処方という方は少ないが、定番の循環器系の薬があって、ワーファリンの量や、ジェネリックのこと、薬の梱包が最近変わって開封しにくくなったなんていうマニアックな話題にも共感や意見の交換があって面白い。

心臓病を患ったという共通の経験を持っただけで、年齢、性別、仕事も趣味も異なる多くの方々と出会えるなんとも素晴らしいこと、それが(元)心臓病仲間の集まりだ。次回の第十回記念の(元)心臓病仲間の集まりは来年春ごろ開催予定です。


今回もお弁当持参で早く会場に集まった仲間たち


術後2年数か月のヒメノさんとオサミンさんの創。ほぼ同じ時期の手術ですがその後の創の変化は体質など諸条件に左右されるので人それぞれです。


真面目な集合写真よりこっちの方が動きがあって面白かったのでこちらを採用

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Secret

今回は参加できず残念でしたが、
参加された方々のお元気そうなお顔はうれしい限り。
次回は春の予定のようなのでその時に会いましょう。

楽しかった

久しぶりのOFF会楽しかったです。
LINEに参加できたので、次回も忘れずに参加できるかも。

私を手術してくれた先生はそんな有名な先生ではないことを確認しました。
ではでは。

感謝!

昨日は初めての会に出席させていただき
有難うございました!

閃輝暗点や遺伝の問題等
私だけじゃなかったんだと
頭の中のモヤモヤが晴れた感じがいたします。
公園の階段には登れた自分にもビックリv-405

皆様今後もお元気でv-421

No title

動きがある写真もよいですね!

心臓病の話も面白かったですが
色々な方の色々なジャンルの 話が聴けて面白かったです!

木彫り人形の作り方 中華を頼むときは塩炒めを 風男塾 ラットカブetc

次回も スケジュール会えば 是非。

閃輝暗点!

こんにちは!手術して明日で2ヶ月です。
ちょうどfacebookに”閃輝暗点でチカチカする~”と書いたとこでした!タイムリー(@_@)
皆さん、病院で相談したのかしら…??

他にもいろいろお聞きしたいこともあるし、参加したかったのですが、まだ体調がいまひとつで(;_;)
次回はぜひ参加させていただきたいと思います!!

親戚の集まりのような会(笑)

今晩は!昨日も本当に楽しかった(^^)有難うございました。
閃輝暗転歴、術回数…長くて、多い私なので、同意の『それそれ!そうそう!』やちょっとしたアドバイスは、マダムアリスにお任せあれです(笑)
術後は色々あったり、無かったり…それもまた、互いの励みになる集まりは、本当に温かな人の心を感じます。回数を増す度にカムバックハートの樹は実が増えていく。10回目には華やかに花を咲かせましょう♡豊富な、話題とみんなの(*^o^)/\(^-^*)笑顔の花でいっぱいに!
いつも感謝しています。

No title

お世話していただいたカンバックハートさん・アリスさん・葵さんいつも有難う。
木枯らしの前の序曲なのか素晴らしい小春日和でした。いつものことながら若者に交じって“老一点”若やいだ一日だった。
心臓病については豊富な知識を持っている話題の中で耳慣れない「閃輝暗点」には驚いた。緑内障と診断されて点眼液で治療中なので早速調べた。
でも、視野、読書に不便は感じない。勿論、パソコンok!加齢と共に病は忍び寄りますね。若いころ「病気のデパート」と嘆いていた先輩がいました。
今のわたしかな?マサカ八十路を下りながらも≪光輝コウレイシャ》の気持ちです。小春日和の交流の一日に謝々



お邪魔しました

鍋島さん、ハート仲間の皆さま、先日はお邪魔しましたm(__)m
久しぶりにハート仲間の皆さまにお会いでき、嬉しい楽しい時間を過ごさせていただきむしたありがとうございました。
次回の集まりは、来年の春ですね。
その時にはフル参加できるようにしておきますね、
宜しくお願いします。
鍋島さん、お忙しなか、いつも、セッティングをしていただき、ありがとうございますm(__)m

楽しかったですね。

先日はありがとうございました。
同窓会のような感じですね。
集まりが、ピアカウンセリングそのものだと思います。

次回は1/11(日)にお姉さま会ランチです!
東京駅近くのレストランです。
詳しくは改めてこのブログで案内してもらいます。
よろしくお願いします。

集まりがあったとは!!

カムバックハートさん皆さんこんにちは。
久しぶりにHome Pageを覗きに来たら、なんと集まりがあったんですね!!
残念・・・・次回はちゃんとHome Pageを確認して是非参加したいと思います。
しかし残念・・・・。
でもみさなんお元気そうでなりよりです。

次回の集まりにむけて

参加頂いた皆様、ありがとうございました。
今回参加できなかった方も多かったのですが、定期的に開催は続けていきますので
次回はよろしくお願いいたします。
集まりでこんなことをやればよいのではないかとか、アイデアがあればご提案お待ちしています。

諸事情により参加できず・・・。

集まりがあるのは、知ってたんですが、お袋、義母のW入院とかv-12滝汗

団塊の世代退職で、土日の現場管理仕事が増えたりと、身軽に遠出できない昨今となりました。

僧房弁形成術から10年6ヶ月経過しましたが、今の所、軽微な逆流で、問題ない範囲で推移中。

6人制バレーボールやったり、MTBで心拍数上げてる割には、大丈夫そうです。

次回開催は、春先とのことですが、年度末越してれば、参加できるかなぁ~。

URL載せておきますが、放置プレー中なので、ご容赦ください。


集まり

初めまして、MSといいます。
私は心臓病認識歴は10ヶ月ですが、6月デイビッド手術を受けました。
当会は面白い集まりですね。
貴重な体験談が聞けそうです。
貴ブログ注意していて次回出席させて頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
プロフィール & メール

Author: カムバックハート

カムバックハートブログバナー

カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

心臓病仲間の輪に入りたい方や、ブログについてのご質問、お問い合わせのメールはお気軽にこちらへ どうぞ。但し、私は医者ではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めての方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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ブログ開設: 2008年12月
お知らせ
南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。

このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

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