番外編 (元)心臓病仲間の集まり in 伊豆

心臓病が縁で知り合った(元)心臓病仲間の繋がりは色々な形で発展する。食事&飲み会はもとより、野球やサッカーなどのスポーツ観戦や小旅行など、気が合うもの同士で楽しんでいるようだ。今回、二地域居住生活をご夫婦で22年も行われているUNE燦々の伊豆にあるお宅に三つ葉葵さん、オサミンさんと共にお邪魔してきた。

最寄り駅まで電車で向かい、車でお出迎えして頂いた後、地元のスーパーで新鮮な食材を買い込む。車で15分ほど山の中に入ったところにUNE燦々の広い敷地に建つモダンなお宅があった。周りは木々の緑のみ。家の前には小川が流れ、せせらぎの音が心地よく響いている。敷地を横断するように水路が走っており、豊富に流れている湧き水を手のひらで汲んでそのまま飲むことができる。

事前に聞いていたお話から半分は想像していた通り。残りの半分は私の想像を超えた環境だった。私が理想として求めている自然の中での生活実現の場がそこにあるという状況であった。

先日シルバーボランティアの方々の協力で敷地の中にあった日当たりを悪くしていた樹齢25年相当の杉や桑の木を数本切り倒したとのこと。日中は、その枝葉をかき集めて、焚火で燃やす作業に没頭。これが半端じゃない量があり、何度も何度も敷地の中を往復して火に枝葉をくべて燃やす。緑と水と火、この3つを堪能した。



夕食は屋外テラスで地元の魚や野菜を炭で焼いてバーベキュー。その後は、ビール、ワイン、日本酒に焼酎と、(元)心臓病仲間がこんなに飲んでも果たして良いのだろうか(術後だから好いでしょう!)というくらい酔いに舞う。いつもの集まりの飲み会と違って、今夜は家に帰らなくてもよいという安心感がそうさせるのか、それとも昼間、体を動かした労働の対価としての酒の旨さなのか、私は久しぶりに充分に酔った。薪で焚いたお風呂もお湯加減が最高で気持ち良い。(元)心臓病仲間4人の会話はやはり今回も尽きることがなく深夜まで続く。



今回聞いた心臓にまつわるエピソードを一つ紹介。UNE燦々が南淵先生執刀の心臓手術受けられたのは約3年前。手術後のとある夜のこと、ICUに居たUNE燦々に、大事には至らなかったがちょっとしたトラブルが発生した。丁度その時、自宅にいた愛犬のクロちゃんがUNE燦々のご主人様の枕元に駆けつけて何かを必死に伝えようとしていたとのこと。普段は枕元に上がってくることは許されていないらしい。だけど、その日だけはそれを無視してとにかく何かを伝えるために忙いでやってきたのだ。数年前の健康診断で大動脈弁が2尖弁で逆流が発生していると知ったUNE燦々。日頃クロちゃんに、「もし何か私に起こったらすぐにお父さんに伝えるのよ」と教えこんでいたらしい。ICUでトラブルにひんしていたUNE燦々のことを病院から何十キロも距離が離れている自宅にいたクロちゃんが本能的に感じ取って、ご主人様にいち早く伝えようとしたようだ。そんなことがあるのですね。


クロちゃん


ワイングラスの底がハートの形(三つ葉葵さん撮影)

山の上流から激しく流れてくる小川の水が川石にあたって発する音をBGMにして寝床に着いたのは、日付が次の日に変わった時刻。そして、朝は朝で、早めに起床して、森の中を1時間程散歩。これがまた気持ち良い。夏みかんをもぎ取ったり、綺麗な水のあるところでしか出来ないというわさび畑を見学したり。朝食は、美味しい生わさびと鰹節をあったかいご飯にかけた涙丼。食後は、皆さん、それぞれが毎日飲んでいる薬の披露会。こんな仲間の集まりでなければ、普段飲んでいる薬をテーブルに並べて見せびらかせながら飲むようなことはないだろうな。

そして再び、敷地内の丸太を整理したり、火を燃やしたり。敷地の外周を歩いて回ったり。これが山あり谷ありでとにかく広いのでまさにジャングル探検。存分に体を動かし充実感を得ることができた番外編 (元)心臓病仲間の集まりであった。うねさん、ありがとうございました。



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v-430お疲れ様でした。

v-34お陰様で木々が片付ききれいになりました。

二日間の様子が手に取るように分かり、
v-286クロベエの超能力の秘話もあり、写真もv-212カメラが良いのか(笑)私も可愛く主人とv-351仲良く撮れていて、嬉しいな~~!

田舎暮らしはv-91体力勝負、次回は、薪割に挑戦ですか??

v-342楽しい二日間でした。ありがとうございました。


楽しい体験でした

UNE燦々さん、

実は当初あんなに作業をするとは思ってませんでしたが、とても良い経験ができました。
私もいつかあのようなところで暮らしたいです。
またいつか遊びにいかせて下さい。今回は貴重な体験の機会を頂きありがとうございました。

No title

ほんとにすばらしい環境ですね!!
そして二地域生活を22年続けてこられたUNE燦々ご夫婦もすばらしいな~と思います。

不思議なことといえば...
私も緊急で心臓の手術をした2日後に、子供のころから可愛がってくれていた叔母が亡くなりました。
この叔母さん、病気療養中だった弟(私の父)のことを気にかけてくれていて、娘の私に後を頼む、と常々お願いされていたんです。
緊急の手術が無事に成功したのは、叔母さんの力添えもあったのかも...?
当時はそのことを聞いてあらためて、助けていただいた命を大事にしなきゃな~と思いました、はい。
プロフィール & メール

Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の49歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

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ブログ開設: 2008年12月
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このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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