術後七日目

術前と術後の体調の比較(手術後、2、3日目から感じ始めたことと、術後1ヵ月目あたりまでに感じたことをまとめています。)

・動悸が無くなった。これが一番ありがたい。例えば、映画館で大音響がすると、心臓に軽いショックや動悸を感じていたが、術後はホラーでもサスペンスでも、ロックコンサートでもなんでもござれ状態になった。身の安全の為にジェットコースターにも乗らないようにしていたが、多分これももう大丈夫だろう。
・他人が近くで咳をすると心臓に矢がグサッと刺さるような感じがあったが、それがなくなり、心臓がバリアで囲われているような感じがする。
・ここ数年、仰向けになって眠ることができなかったが、問題なく仰向けで眠れるようになった。(当初、睡眠時無呼吸障害かと思ったが、そうではなく、起座呼吸の初期症状であった模様。)
・首筋に筋肉痛のような痛みを頻繁に感じていたが、それが無くなった。
・睡眠時間が5、6時間でも大丈夫になった。昼寝をする癖がなくなった。
・疲れにくくなった。家族の買い物に付き合うとすぐに家に戻りたくなっていたが、今は大丈夫。心臓の無駄な動きが無くなって効率が上がったような感じがする。(でも、女性の買い物付き合いには未だゴメンである。)
・夜中に小便に起きることがなくなった。
・慢性的に下痢気味であったのが、一日一回、規則正しい普通の便になった。
・活動意欲が湧くようになった。あれこれ、新しいことをやってみたい衝動に駆られる。

という訳で、心臓の弁をちょっと手直ししただけなのに、術後の体調がそれまでと明らかに変わってきたことを実感することができる。術後数日でこれだけの変化を感じた訳だから、恐らく、これから仕事にも復帰する頃には、もっと違った体の変化を感じていることかもしれない。今は、本当に手術受けて良かった!と思っている

今日は、シャワーリハビリ。これがリハビリの最終試験らしい。シャワー前後に血圧と心電図を取る。問題なければ、次回から自由にシャワーを浴びて良く、退院も近づいてくる。一人で服を脱ぎ、シャワーで頭や体を洗う。創の部分は怖くてそっと撫でる程度にしか洗えなかった。久しぶりのシャワーだったのでとても気持ち良い。

ベッドの名札ベッド脇にある名札 (TC-1 + Tri-X 400)

夕方、看護師さんから、「週末に退院可能です!」との連絡を受ける。家族に迎えに来てもらう都合があるので、退院日は患者が決めることができるらしい。ここまで順調に回復できたことをありがたく思い、術後九日目の12月20日に退院でお願いする。クリスマスまでには家に帰りたいと思っていたが、早めに退院できることになりとても嬉しい!

入院生活に慣れてくると、特に体調の良い時は、このまましばらくのんびりした入院生活を楽しむのも悪くないなとふと思ったりする。なにせ三食付いて、看護師さんは面倒見てくれるし、仕事もしなくて良いし、テレビみたり、おしゃべりしたり、本を読んだりと、ある程度好きなことができる。また、入院期間が長い方が生命保険会社に掛けてある入院保険金を沢山もらえる訳で・・・(病院からの入院費の請求も増えるが・・・でもそれも高額医療補助対象ならば同月内なら自己負担への影響はないかも・・・)。

でも、大切な事は、退院できる状態になったのならば、入院待ちの別の患者さんの為に、早くベッドを空けて治療させてあげることではないかとも思う。

午後、栄養指導。栄養課の美人講師Tさんから、退院後の食生活について集団指導を受ける。塩分と脂分を控え目にする食事がポイント。自炊する人なら自分のことは自分でとなるのだが、もっぱら三食家族に作ってもらっている身分では、あまり大きなリクエストはつけられない。でも、体の為を考えて考慮してもらわねばなぁ。あと、外食は最大の敵のようだ。(たまには良いと思いますが。)主食、主菜、副菜、乳製品・果物をバランスよく取ることが大切。ワーファリンを飲んでいる間は、納豆は食べられない。でも、その他の食事制限は一切なし。思ったより自由だ。

ある日の病院食をご紹介。

ある日の朝食

ある日の夕食

朝: パン、マーマレード、マッシュポテト、オレンジゼリー、バナナ一本、ヨーグルト
昼: ご飯、つけ焼き(鶏モモ)、卵豆腐、しらす和え、リンゴ
夜: ご飯、ごまだれ蒸し、切干大根、磯辺和え(白菜)、味噌汁(なめこ)

  1794Kcal、塩分相当量 5.9g

朝: ご飯、味噌汁(里芋)、炒め煮、ごま味味噌和え(キャベツ)、ヨーグルト
昼: ご飯、ソースかけ(鶏モモ)、コールスローサラダ、わさび和え、パイナップル
夜: ご飯、香味焼き(シイラ)、中華風煮、おかか和え(ジャガイモ)、ぶどう

  1722Kcal、塩分相当量 5.6g

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術後3カ月です

胸の筋肉は創部に影響なく復活させる運動ってないですか?
プールで足バタだけですので泳いでる方
いますでしょうか?
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Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

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ブログ開設: 2008年12月
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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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