退院当日

術後九日目、かなり自由に動けるようになった。

朝食後、荷造りをパッと済ませる。ベッドの布団をたたみ、寝巻きを脱いで洗濯物入れへ。

別の病室の患者仲間を探して、退院の挨拶。

9時過ぎに、家族と共に、遠藤先生による術後説明。(南淵先生はこの時間、手術中であった。)
術前後の心エコーの画像を画面に出してもらい、デジカメに記録する。確かに、術後は逆流がほとんどなくなっているのが分かる。僧帽弁の動き、特に、後尖の動きが術前と全然違う。弁形成術でうまくいかなかった場合は、直ぐに再手術となるらしいが、「この時点で大丈夫だから成功ですよ」と言われて、ホッとする。

これからの生活で注意すべきことは、熱が数日出た時は、病院に行って抗生物質をもらって下さいとのこと。市販の風邪薬ではだめらしい。弁形成の際に使っている弁輪という人工物の部分に、風邪などで体内に入った細菌が取り付きやすいのだそうだ。それを抗生物質で殺さないと恐ろしい病気へと発展してしまうらしい。

生活上の制限らしい制限は何もないので、胸骨さえしっかりついてしまえば、健康体そのものになれそうだ。

看護師さん達に挨拶を済ませて、会計を済ませ、当面飲む薬を薬剤師さんから受け取り、ようやく退院。久しぶりの外の空気は新鮮。家族の車で自宅に向かった。やっぱり、自宅は良いものだ。

次回の外来は、1ヵ月半後になる。

大和成和病院
大和成和病院 (TC-1 + Tri-X 400)

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Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

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ブログ開設: 2008年12月
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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。

このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

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