術後三十二回目の外来(稲波脊椎・関節病院 初診)

南淵先生が毎水曜日の午前に出張外来をもたれる品川の稲波脊椎・関節病院に行ってきた。今日、9月16日がその病院での南淵先生の初外来。先週金曜日に東京ハートセンターの外来に行ったばかりなのに、先生から模擬患者としての指名を受けて外来へ向かう。

最寄り駅は、品川駅からならばバスかタクシーに乗るか、又は、りんかい線かモノレールの天王洲アイル駅から徒歩10分、京急の青物横丁駅からは徒歩15分程のところ。今年7月にできたばかりの新しい病院だそうだ。


(建物外観)

(ロビー)

都内の民間病院にしては広いのかな。本当に今日ここで南淵先生の外来があるのだろうかと若干の不安を抱きながら、受付で診察券を新規発行してもらう。院内は綺麗・清潔で、受付から検査、診察までのレイアウトが機能的。暖色系の暖かい照明が気分を落ち着かせる。ロビーの白いソファーも座り心地が良い。今日のところは、程よい患者数。というか今日は模擬外来ということで、南淵先生の診察は私ともう一人の方だけの模様。それ以外にロビーにいたのは整形外科の患者さん達。

採血、レントゲン、心電図と心エコーを極めて迅速に済ませる。受付時に渡される受付票の右上に記載された受付番号でその日の検査・診察が管理される。受付番号のバーコード部分を各検査室前にある読み取り機にかざして受付する仕組みだ。受付するとモニターに順番待ちの状況が番号で表示される。待ち状況の進捗が把握できるので、待ち時間をより短く感じるかもしれない。トイレや食事に席を離れるタイミングも図りやすい。インフォメーションブースに案内の方がいるので分からないことは聞けばすぐに教えてもらえる。それに、今日は、受付から処置室、処置室からレントゲン室に移動するとき、こちらから場所を聞いた訳でもないのに、事務の方や看護師さんが次の検査場所まで自発的に患者に同行して案内されていて丁寧な印象を受けた。


(今日の受付番号30番)


(受付票に記載された今日の外来の内容)

幾つか並んだ診察室に、「診察室2 南淵医師」と電光表示されているのを見つけて、南淵先生の外来がここであるんだと確信する。


(南淵先生の診察室)


(心エコーを受ける検査室前。受付番号30番は受付済。現在何人待ちなのかがモニターで把握できる)

レントゲン室には更衣室が3つあり、廊下側からは鍵がかかるようになっていた。女性患者にはありがたい仕様。心電図と心エコーは同じ部屋で行う。真新しい感じの検査機器。今後、外来患者が増えてくると今の検査機器の台数では、当日検査、当日診察では患者をさばききれなくなる懸念があるようだ。なので、心エコーの検査は今後は隔回毎(半年ごと)に行っていくとのこと。安定した症状であれば確かに半年に一回の心エコー検査でも問題なさそうだ。薬の処方があるので外来自体は引き続き3か月毎に通う。

深津さんも今日がこの病院でのお仕事は初めて。担当の看護師さんから病院の設備などの説明を聞かれていた。この病院では患者を呼び出す際は患者の名前は呼ばずに、受付票の受付番号で呼び出す仕組みだそうだ。確かにプライバシーの観点から人前で名前を呼んで欲しくない患者もいる(私がもし有名な芸能人だったらそうかも)。しかし、これでは、患者の名前を読んで診察室に招いてくれる、いつもの深津さんのパフォーマンスが生かせない。それを楽しみに外来にやってくる患者も多いのだ。まあ、この点は今後深津さんのやり方で問題なく対応してくれるはずなので心配要らない。

当日の各種検査結果は、すぐに電子データ化されてオンラインにて診察室で確認できる。診察室には、大型の高精細なモニターが4つもあり、患者と医者が一緒に心エコー検査での弁の動きの動画や心電図、レントゲンの画像を一緒に見ながら、質問したり説明を受けたりすることができる。また、それらの検査結果は、いつものように紙にプリントアウトして頂いて持ち帰ることができる。


(4つの大型モニターを屈指してその日の検査結果を説明してもらえます)

(南淵先生、深津さんと看護師さん)

ロビーには、患者が自分で測ることができる自動血圧計が何台か設置されていた。待ち時間つぶしになる。本日の結果は、血圧は122/82。脈拍数72。

今後の南淵先生の心臓手術は別の病院で行われるとのこと。術前・術後の検査・外来を、地方からの交通の便の良い都内品川で続けていくのだそうだ。町田市にある南町田病院では同じく水曜午後に外来を、また今後移られる病院でももちろん外来を行われる。沖縄、札幌の病院でも以前から手術をされていて、昨日も沖縄に行ってきたばかりとのことだった。

次回の外来は3か月後。それまでには外来患者の数も増えて、ロビーは診察患者であふれかえるようになっているかもしれない。広い待合ロビーなので患者同士のおしゃべりや情報交換は大崎よりやりやすいかな。あと、脊椎・関節の整形外科専門病院なので、心臓以外に診てもらいたい方も便利かもしれませんね。私もそのうち腰痛を診てもらおうと思っています。


(病院に隣接して薬局があります)


(薬局の隣にはカフェもありました)

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お久しぶりです。
新しい病院ルポ、ありがとうございます!

私は普段、医療相談員として入退院の病院を選択する場に居合わせることが多い仕事をしています。選ばれる病院側としても選ぶ病院側としてもいつも言うことは、出来る限り自分の目で確かめてくださいということです。そして自分の意思で選択してくださいと伝えています。
メリット・デメリット、その人それぞれです。
医者で選ぶ人、手術も何でもできる医療が出来る病院を選ぶ人、病院規模で選ぶ人、地理で選ぶ人、医療費食費以外にかかるリース料で選ぶ人、病院の雰囲気で選ぶ人、本当にそれぞれです。
私が勤める病院を選んでもらう場合には、私たち病院スタッフはいつでも待っているから、急がずによく考えて納得してから来てくださいと皆さんに伝えます。

外来入院で違いますが、病院を決める際の何かの参考にしてもらえたら嬉しいです。

病院選び

三つ葉葵さん、

病院勤めのご経験からの貴重なコメントありがとうございます。

患者が病院を選ぶ、選ばざるを得ない状況におかれた際の判断要素は確かに人
それぞれですね。
全ての要素がパーフェクトであればベストなのでしょうが、そうはいかないので重要視
する点と妥協できる点を認識する、またはたいていの場合、病院選択の段階では
そういった判断要素自体も情報不足で分からないのが実態かなと思います。

あとは、なにか相性とか動物的な勘というか、そういうものが良い判断を促してくれる
こともある気がします。

病院って。

面白いですね〜病院ルポ。
術前に幾つかの病院を必死に回った事を思い出します。当たり前の事ですが患者側から病院を見る時、病院という建物だけを見ているわけではないということ。最後に医者や看護師さんが出てきてその病院のイメージが患者さんの頭の中で完成する。そして言うまでもなくその医者のイメージが悪ければさっきまで気に入ってた病院の評価もがた落ちになってしまうでしょう。だからまあカムバックハートさんの病院ルポは最後には南淵先生や深津さんが登場するので病院への評価も良悪くなるはずないかなと。
そんな風に考えていくと僕にとっての葉山ハートセンターは大切なピースが外れたままで既に完全に別の病院になっちゃいましたが。

病院のイメージ

keloさん、

世の中一般的には病院のブランド力に多くの患者が引き付けられて、他と比較することなく自身でイメージを作り出してしまうのだと思います。まァ、それを否定するものではありませんが。

だけど、お医者さんや看護師さん、技師さんや事務の方、はたまた掃除や出入り業者の方も含めて、各病院で働いている人達から受けとる印象がその病院の本当のイメージを描き出しているような気がします。患者は人ですからね。

ところで、keloさん、10/10の集まりのご都合は?

10月10日でしたか。

すいません( ̄^ ̄)ゞ10月10日でしたか。まだ大丈夫なら行きますよ。

集まり

keloさん、

10/10、お待ちしています。
別途メールで開催案内送りますね。
プロフィール & メール

Author: カムバックハート

カムバックハートブログバナー

カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

心臓病仲間の輪に入りたい方や、ブログについてのご質問、お問い合わせのメールはお気軽にこちらへ どうぞ。但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めての方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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ブログ開設: 2008年12月
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このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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