退院後の生活

退院後は、日増しに動きが楽になり、食欲も増えて、活動意欲が湧いてくる。

朝起きて、まず、体重測定、それから、血圧、脈拍と体温を測り、ノートに記録。入院中毎日やっていたことなので、家に帰ってからも続けている。

退院後、一週間経過したが、退院時の体重をキープしている。脈はまだ早めだが、その内落ち着いてくるだろう。血圧は良好。

今、ひとつ欲しいものがある。聴診器である。コスプレ用ではなくて、お医者さん用の本物がネットで1,2万円くらいで買えるみたいだ。聴診器で自分の心臓の音をたまにチェックしておけば、万が一、逆流が再発しても早めに気付くかなと。自己管理に以前より意識が高まった。もちろん、心エコー検査は今後も定期的に行っていくつもりだ。

風邪を引くのが怖いので、人込みには出かけないが、家の周りを歩いて散歩した。創を気にしてしまって胸を張れないので、猫背状態になりみっともない。肩も凝る。

会計の話。15泊16日の入院、僧帽弁形成術の総費用は約290万円。その内の3割が自己負担なので、87万円程を窓口で支払った。但し、保険者(組合)の高額医療補助と付加金補助で、最終的には自己負担額は2万円+アメニティ代(寝巻き、タオル、日用品など)18260円+生命保険用の診断書代10500円(これは高い!)で済んだ。尚、術前の診察、検査、文書代は、自己負担15000円程であった。経済的負担は比較的少なくてとても助かった。

ちなみに、「限度額適用認定証」というのを事前に健保に申請しておけば、病院窓口での支払いは自己負担限度額までとなる。但し、扶養家族を含めてその後一年間は健保からの付加給付金が自動給付の対象外になるので、都度申請が必要になり、ちと面度臭い。という訳で、一時立て替え可能な現金があるのであれば、3割負担で支払って、3ヶ月後の高額医療費の給付を待つ方が手続きは楽。また、私の所属する健保組合の場合は、「高額医療費貸付制度」があり、一旦3割負担で支払った後、これを利用した。病院からの請求書か領収書を添付して申請すれば、高額医療費給付額の8割相当分を限度に無利子で貸付を受けられるというもの。約60万円が退院5日目に振り込まれた。

大和成和病院では、希望すれば、自分の手術のビデオをVHSやDVDにダビングしてもらえる。もちろん、費用はかからない。(現在は、メディア代として525円支払うそうだ。)自分で空のテープかDVDを持参して依頼書に記入するだけ。ちなみに、各種検査結果も、実費でコピーをもらったり、デジカメで記録することができる。自分の体の中や心臓を見れる機会なんて滅多にない。もちろん、私もDVDと依頼書を看護師さんに渡してダビングをお願いした。だが、まだ観ていない。今は観れる気分ではない。多分、数ヶ月後か数年後の観たくなる時までこのまま保存しておくことだろう。(実はこの後、直ぐに観てしまったのだ!2009年1月1日の記事参照)

患者に手術のビデオを配るというのは、「手術室は密室ではない」とおっしゃる南淵先生のお考えからだそうだ。患者としても、内容を理解できるかどうかは別にして、自分の体にどのような外科的治療が為されたのか直接的に一番良く分かる方法だと思う。

DVD

追記:「更生医療」という国の医療制度があります。身体障害者(我々、弁膜症患者も含むらしい?)が、障害を軽減したり完治させるための手術を受けることによって効果が期待できる場合に、公費で医療費が支払われるというものです。興味のある方は、最寄りの役所に相談されると良いと思います。私はそのような制度があることは術前は知りませんでしたので利用していません。術後も、健常者に戻ったと意識していますので、所謂、障害者制度にはお世話にならずにおります。

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わたしも24年まえに弁置換をやりました。
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Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の49歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

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ブログ開設: 2008年12月
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このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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