たかしげエッセー 『右と左』

たかしげさんから、またまたエッセーが届きました。前回の記事「心臓病に左利きが多いのか?」に関連して、「心臓にも右心房左心房とあり、人体の多くの部位は左右に分かれ存在しています。そんなことを思いながら綴ったエッセーがありましたので送信します」とのこと。たかしげさん、いつも興味深い文章を頂き、ありがとうございます。
カムバックハート
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みぎとひだりと云っても政治のはなしではない。人間のカラダは縦の中心を境としてほぼ対称(シントメリー)に出来ている。何故なのかわからないが、造物主は上手い具合につくってくれたものだ。飛行機のエンジンが故障し、片肺飛行で帰還したドキュメンタリードラマで観たことがある。人の肺はそういうわけにはいかないだろう。外部から見える手、脚は右と左は同じ働きをしている、でも左利きの人も器用に左手で箸をつかい、文字も速くきれいに書く。脚は手ほどではないが利き脚でキックしズボンや靴をはくとき意識しないで左右どちらか先に足を入れる。
心臓病を患い手術した体験を持った人は詳しく分かっているでしょうが、一つしかない人体の〈核〉です。やはり右心房・室、左心房・室とあり、働いてきた血液が静脈を通って心臓のみぎ側に戻り肺を経由して心臓のひだり側に入り新鮮な血液として全身に供給される。腎臓は肺と同じで、みぎと、ひだりで二つある。二つあるからかばい合っているのだろうか、どうなのか、精密検査しなければ分からない。
身体の外部にあってIT機能を備えた眼・耳はみぎと、ひだりがある。若いうちは普通の人はほとんど意識しないが近眼には気を遣う。老いを意識するようになると難聴か?老眼か?と気になる。左右ある耳や目は左右あるから片方が悪くなったり、衰えても良い方がカバーするので不便はあまり感じられない。生活に不便を感じて来るにはよほど悪くならなければ判らない。
誰もがテレビを毎日観て聴いて暮らしている。シニアと云われる齢になった場合、意識して掌や指で塞いで片方の眼で見る、耳で聴くと違いが判るはずだ。専門医で診査してもらうと不具合を指摘される。私の場合は乱視でメガネを掛けている。しかし読み物は裸眼で読める。前述の片方テストをすると明らかに差を感じた。さらにPCネットの緑内障テストを行うと明らかに異常初期状態と出た。眼科で精密診察結果眼圧が20で白内障・緑内障と診断された。でも日常生活では全く異常、不便は感じないが、太陽光の強いときや暗夜の段差などには注意が必要だ。毎日パソコンを抵抗なく操作している。心臓を含めていろいろな部位の病はアラームを鳴らして注意を喚起してくれる。シニア世代、後期高齢者と名付けられると眼や耳の右は?左は?の注意を意識したいですね。  
命の源の心臓を手術された体験者はとかく意識が心臓に片寄りがちですね。
                                了
                       2014-7 
2016-6-3推敲
     たかしげ

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たかしげさんの
「縦の中心を境としてほぼ対称(シントメリー)に出来ている。」
世の不思議を感じます。

完璧に対称(シントメリー)だと美しいけど 面白みに欠けてしまう。
逆により過ぎると(アンシンメトリー)だと 汚く 面白みに欠けてしまう。

「ほぼ」対称ってトコが造物主の作り出した 面白みの様な気がします。

最近の世は 右や左と翼が片寄ってバランスが崩れてるので 仲良く(中翼)
完璧では無く ほぼほぼに対称になればなぁと思ってます。

自分も意識が心臓に片寄りがちなので 他の臓器の事もちゃんとねぎらいたいです!(お酒の呑みすぎ)
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Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

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ブログ開設: 2008年12月
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このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

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南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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