考心会 平成22年度講演会

考心会の平成22年度講演会に出席してきた。真っ青な秋晴れの良い天気。場所は相模大野の小田急センチュリーホテルの8階の会場。



前回の考心会の総会では、周りの出席者と話す機会がなくて、何か物足りなさを感じていた。そこで、考心会に出席される方は連絡を下さいとこのブログに以前書いたところ、南淵先生の手術を受けられたTさんから連絡をもらい、次回の考心会でお会いする約束をしていた。実際には、先日開催した(元)心臓病仲間の集まりで事前にお会いすることができた。そういう訳で、今日は少なくとも誰とも話さずに会場を後にすることはないなと安心しつつ、少し早めに会場に足を踏み入れた。

出席者は約300名。我々の集まりとは違って、これだけの規模の人数を集めて管理するのはかなり大変だと思う。考心会幹事の皆様、お疲れ様です。

内容は、まず恒例の南淵先生の近況報告。いつも通り、ユーモアを交えたお話は、聴いていてあっという間に時間が経つ。写真は、携帯型の心電図の機械を紹介しているところ。世の中、AEDは公共の場所にかなり設置してあるし、家庭用血圧計や脈拍計は普及しているのに、心電図を取る機械はあまり普及していない。不整脈のある方には家庭や外出先の緊急時に容易に心電図を取ることができると時として有効かもしれない。



次に、大和成和病院と同系列の成和クリニック心臓ドックセンター長の折茂政幸先生の「心臓病の予防について」の講演。心臓病だけに限らず、生活習慣病の予防には、適度な運動と適切な食事が大切なポイントという内容。

特に印象に残った言葉は、「人間は、飢餓には強いが、飽食には弱い」。
現代人は、豊かな食事を摂取し過ぎているので、人類誕生から何十万年もかけて築いてきた人類が本来持つDNA体質と食事環境が合わなくなってきており、かつては存在しなかったであろう生活習慣病が発生しているとのこと。人間、一、二食抜いて腹が減っても死にはしない。

乳製品は基本的に摂取しなくても良いとのこと。牛乳は脂肪が多そうだから飲むのを控え目にしていたが、ヨーグルトは健康に良さそうなイメージがあるのでおやつ代わりに良く食べていた。が、これも控えた方が良いらしい。大事なのは、前回のサプリメントについての講演でも言っておられたが、特定食品に偏って摂取するのではなくバランス良く過剰にならないようにすればよいのだと思う。

休憩を挟んで、今度は、グループ討論。①冠動脈の再狭窄について、②弁形成と弁置換について、③大動脈瘤と大動脈解離について、④合併症について、⑤自覚症状と急変の対応について、⑥他の病気の検査・手術との関連についてという6つのテーマ毎に、参加者がグループになって、夫々術後の管理に関する話題を議論するというもの。

Tさんと私は、②の弁形成と弁置換についてのグループに参加。グループ討論は、過去の考心会で行われたことがあるらしいが、私は最初、勝手が良く分からず、まずは別の参加者の様子を伺っていた。案外、弁置換している人が多くて、形成組は少なかったのが少し意外だった。グループの中で挙がった話題は、ワーファリンと上手に付き合っていく方法、生体弁は15年持つと言われているけど本当はどうなのか?、熱中症と心臓病の関係は?など。

Tさんはグループ内最若手で、その次が多分、私。つまり、年配の方が大半を占めている。我々も発言を促されて、形成術後の生活について簡単にコメントした。

その後、各グループの代表がパネラーとなり、南淵先生の司会のもと、パネル討論が始まった。これまた南淵先生の冗談が連発されるも、真面目な医学的コメントもあり、パネラーの皆さんのお話も上手だったのでなかなか勉強になり楽しかった。

講演の内容は、考心会のホームページ講演会のリンクに、過去の分が仔細に記録されている。今日の講演内容も後日アップされると思うので興味のある方はご覧下さい。倉田先生の「人工弁の置換術後の生活について」という講演記事は、形成術を受けられた弁膜症の方にもとても参考になると思います。

さて、講演内容はこのような感じだったのだが、今日嬉しかったのは、講演後、南淵先生やオペ室師長コーディネーターの深津さん、それから別の南淵チルドレンの若手術後仲間のKさんと直接お話しをすることができたことである。更に、考心会の幹事をされている方が、ご自身の手術の際に私のブログを読んで参考にされたと声をかけて下さったことである。

深津さん、「第二回の集まりの記事載ってましたね」
南淵先生、「成和病院の夏祭りの看板の写真載ってたね」
これを聞いて、「二人とも、ブログ見てくれているじゃん!」と私としては非常に嬉しくなった。

面白かったのは、深津さん曰く、「手術室でBGMにかけている音楽は、南淵先生が居る時はオペラかクラシックだけど、居ない時は、若い子達が聞くPOPな曲をかけているのよ」とのこと。

ブログで呼びかけて開催した(元)心臓病仲間の集まりは、南淵先生も深津さんもご存知だ。考心会は大和成和病院の術後OBの集まりだが、私が呼びかけているのは、「術前、術後、どこの病院で手術したかは問わない、唯、心臓病になってしまったことを逆にポジティブに捉えて仲間を作りたいと思っている(元)心臓病仲間の集まり」である。考心会のような大きなイベントはできないが、目的は同じような位置にあるような気がする。

次回の集まりでは、ひょっとしたら特別ゲストが実現するだろうか・・・

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Secret

有意義でした。

参加者間で心臓病体験を話すことができたのは貴重なことであり、且つ大変、有意義なことで印象深いものでした。

コメントありがとうございます

tabibitoさん、

同じ経験をした者同士が実際に会って話をできる機会はとても貴重ですね。これからもこの集まりを続けていきたいと思いますので、宜しくお願いします。

ん、、、ところで、tabibitoさんはどの方のHNなのかな?

グループ討論

当日参加したのは【⑥他の病気の検査・手術との関連について】。

このグループに入ったのは将来、何らかの外科手術をすることになった場合のことを思ったので・・・。

話を聞いていると、ワーファリンを服用しているとすぐに手術できなので、ヘパリンを5日間かけて行ってからだとか。

ちなみに私は、大動脈弁閉鎖不全症で弁置換術を平成19年10月にしました。

考心会の方でしたか・・・

tabibitoさん、

失礼しました。てっきり、心臓病仲間の集まりに参加頂いた方のどなたかと思ってしまいました。考心会の方だったのですね。

グループ討論は、グループによって人数が多かったり、少なかったりで、私の参加したグループは多めの人数だったのですが、少人数の方が皆さんともっと話ができて発言も多くできたのかなと思ってます。

次回お会いできる際は色々情報交換などできればと思います。

来週から職場復帰します

記事内容とはつながりませんが、いよいよ来週より職場復帰が認められました。

10月25日より復帰OKの診断書を書いていただき、水曜日(昨日)会社指定の産業医の面談を受けました。
特に問題はなく、人事に回しておくとのことになりました。
就業時間に関しても短縮措置などはなく、いきなりフルタイムでの復帰となります。工場直接職場の勤務ですと、短縮措置が取られますが。
都合7週間のお休みになりました。

ブログ記事でこれを書くのはう~んと先になります。

職場復帰、早いですね!

豆パパさん、

来週にも職場復帰とのこと、おめでとうございます!

術後の回復状況もとてもスムーズなようですね。こんなに早く職場復帰されるとは・・・

私は合計3ヶ月もたっぷりと休養しました(笑) 復帰した時は、私の場合もいきなり
フルタイムでした。でも、当面残業はしないようにとだけは言われていました。

ブログは、折角なので、術後のできるだけ気持ちの新鮮な内に書かれることをお勧めしますよ。特に、手術前後の気持ちについては是非・・・日が経つ連れて、あの一種独特な世界感が何故か薄れてきて、また以前の感覚に戻ってきますので。私は今からこのブログに書いたことをもう一度書けと言われても多分同じようには書けません。

では、また職場復帰のご様子もご報告お待ちしております。

復帰3週間目になりました

カムバックハートさん、こんばんは。

職場に復帰して2週間が経ち、3週間目となりました。
復帰して新しい顔に出会う度に
もう大丈夫なのか?
ぼちぼち行きや
無理するなよ
等々暖かい言葉に感激しています。
けっこうみんなに知られてしまってます。

仕事の方は2週間定時でがんばってみましたがさすがに厳しくなり、今日初めて残業しました。
体調は良好ですが、もう出張依頼が来たんです。
さすがに私の上の方でまだダメだと拒否してました。

ブログ記事は経過以外にあと1つはどうしても書きたいことがあります。術後しばらくして捕らわれた不思議な感覚です。

No title

豆パパさんのブログ、興味深く楽しんで読ませてもらってます。
細かい描写の数々、かなりまめにメモを取られていたんでしょうね。

「術後しばらくして捕らわれた不思議な感覚」、ですか・・・豆パパさんが
どういう感覚を感じられているのか分かりませんが、僕も確かに術後は
精神的に何か違っていました。この世に怖いものは何もないような感覚、
そして、健康に生きることができることのありがたみのような気持ち・・・
ただ、悲しいことに、だんだんとそれが薄れてくるんですよね・・・
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Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の49歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

心臓病仲間の輪に入りたい方や、ブログについてのご質問、お問い合わせのメールはお気軽にこちらへ どうぞ。但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めての方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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ブログ開設: 2008年12月
お知らせ
このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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