(元)心臓病仲間とのミニ昼食会 & 女性と男性の違い

以前、集まりでお会いした北関東在住の(元)心臓病仲間のHさんから先週連絡を頂いた。奥様と一緒にお仕事の関係で神奈川方面に見えられるとのことで、その機会を利用して本日昼食をとることができた。マダムアリスさんもやってきてくれて、にぎやかな雰囲気に。(元)心臓病仲間の輪が広がると、こうしたちょっとした再会の機会も持ちやすい。そして、いつも心臓のことが話題となる。慣れてくると無理したり疎かにしてしまいがちな体調管理のことなどに対しても、改めて気が引き締まって良いものだ。もちろん、心臓以外の話題についても、家庭や職場以外の人との会話は新鮮だ。

Hさんは心臓病で手術が必要だと分かった時、奥様がこのブログを見つけられてHさんに情報を伝えられたのだそうだ。患者本人以外のご家族や知り合いの方がこのブログを見つけて、患者本人に伝えられて連絡を頂くケースは実は多い。

そうした患者本人以外の方が私に連絡を下さる場合、まず例外なく、9割9分9厘と言ってよいのだが、それは女性なのだ。患者の奥様であったり、お母様であったり、お嬢さんであったり、恋人であったり・・・。

つまり、患者本人の場合は男性も女性も関係ないが、そうでない場合は、例えば、男性から「身内が心臓病になったので・・・」という連絡や相談を頂いたことは、ブログ開設から8年以上経つが記憶に無い。(と言い切っていますが、もしいらっしゃったらごめんなさい。それだけレアケースだということです。)

外来の時に、病院のロビーで周りの患者さんを何気なく観察して時間つぶしすることがある。すると、手術を受けるべきかどうかの重要な診察だと思われる日に付き添いに来られている方は、これまた圧倒的に女性なのだ。

この状況は、ひょっとして人類の本能的なものから起こっているのだろうか。女性は出産し子孫を育てるという役割(子育ては男性も行いますが。)があり、自分以外の大事な人の生命に関わる事柄を男性よりも、より真剣に捉えることができるのかもしれない。

南淵先生の本にも、「女性は自分が大事だと思う人をなんとかしようと一生懸命努力する」というようなことが、女性脳と男性脳の違いに触れて書かれていた。

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第十三回(元)心臓病仲間の集まり 開催報告

この集まりが開催される日はいつも天気に恵まれている。今回も雨と雨の間の晴天日和での開催。参加者は患者23名に加えて、南淵先生と深津さんにお越し頂いてのスペシャル版。

例によって、参加者の手術方式による内訳は、大動脈弁置換術8人(生体弁5人、機械弁3人)、大動脈弁形成術1人、先天性疾患ファロー四徴症による幼児期手術&成人後の三尖弁形成術1人、僧帽弁置換術3人(生体弁2人、機械弁1人)、僧帽弁形成術が12人(手術は重複を含む)。弁膜症サンプルの展示会ができそうだ。そして、来月大動脈弁の手術を予定されている方が1名、心臓が悪いと言われたが、さてどこの先生に執刀してもらおうかと情報集めされている方が1名。

いつも通り、参加者の自己紹介からはじまり、一巡した後、特別企画その1。私と三つ葉葵さんが2013年と2015年に南淵先生執刀の心臓手術の現場を見学させてもらった時に映した動画を上映。南淵先生や若手の先生達、器械だしの深津さんや人工心肺の技師さん等の働かれている様子が良く分かる。TVドラマではない、本物の心臓手術が行われている手術室の中の雰囲気を味わってもらえたのではと思う。引き続き、我々(元)心臓病仲間の一人、三つ葉葵さんが2年前にTVの医療番組に出演された時のハイライトを上映。更に、近年開催を予定している(元)心臓病仲間のポートレート展(写真展示会)の予告編と題して、ここ数年私が撮りためている仲間のポートレート写真の一部を先行公開。という訳で、集まりでは初めてやってみた約20分間のプロジェクター投影による上映会であった。

そして、本日のメインイベント。昭和大学北部病院教授の南淵明宏先生によるミニ講演会&質問タイム。先生と深津さんには折角の日曜日にこのような手作りのささやかな集まりにお越し頂いて、我々患者としては嬉しい限りです。今回第十三回目の開催ですが、これまで南淵先生と深津さんには過去4回も参加して頂いています。


南淵先生のお話

生体弁と機械弁のどちらを選ぶか、それは当事者にとって本当に悩ましい課題だと思う。どちらを選んでもそれなりのメリットデメリットがあるからだ。若くても再手術覚悟で生体弁を選ぶ方もいるし、80歳超えても機械弁で再手術された方もいる。年齢だけではなく、心臓以外に抱えている病気など諸々の状況も含めて決定する必要があるようだ。患者に選択を任せる医者もいるし、専門家である医者がその患者にとってベストな意見を与えてくれるのであればそれを患者なりに良く聴いて自分の判断につなげればよいと思った。来月手術を受ける予定の今回の参加者BNR34さんは、集まりの手術経験者から得られた体験談も参考にして近いうちに選択されることになるが、果たしてどちらを・・・

ワーファリンに関連する質問も毎回良く出される。南淵先生の分かり易い説明でみんな理解を深めて納得の様子。生体弁や形成された弁を長持ちさせる方法はないのか?と質問してみたが、そういう論文は世の中に発表されていないそうだ。

そんなこんなで、いつも間にかワイワイガヤガヤと自由歓談の状態へ流れ出すのはいつも通り。あっという間に時間が経ってしまい、記念の集合写真を撮影。(この写真は、今回都合で参加できなかったメンバーが、「あっ、誰々さん、元気そうだ!」「あれ、あの人最近参加してないね~」という噂話をする役に立つのだそうだ。)




中華街での二次会。13名参加。1次会は都合で参加できずとも2次会からでもわざわざ顔を出しにやってきてくれる仲間がいるところが嬉しい。ということで、まりさんのタッチフォーヘルス講座にみんな興味深々。オサミンさん、要コメントです!




お酒好き(?)の最近の(女性)メンバーの影響か、今回も3次会へ突入。場所はここしかないということで、いつものクラッシックなバーへ。8名参加。余韻たっぷりで、翌日になっても別世界にいるような気分の今回の集まりであった。

南淵先生と深津さん、参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。


3次会のバーにて。

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第十三回(元)心臓病仲間の集まり 参加者募集のお知らせ

第十三回(元)心臓病仲間の集まりは終了しました。

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次回の「(元)心臓病仲間の集まり」を下記の要領で開催いたします。

◆日時: 11月20日(日) 13時~17時 (開場は11時30分)
◆場所: 神奈川県横浜市元町付近(港の見える丘公園近く)
◆参加人数: 20名程度
◆参加資格: 心臓病経験者(術前、術後、かかっている病院を問わず)及び、心臓病の医療関係者
◆参加費: 会場代と飲み物代を割り勘(二千円程度の実費のみ)

集まり開始は13時ですが、開場は朝11時30分です。
いつも話足りない方、少な目の人数でより落ち着いてじっくり話をしたい方は、昼食のお弁当を持参の上早めにお越し下さい。また、2次会(自由参加)も横浜中華街にて予定しています。お酒が入ると参加者の皆さんの会話もまた弾みます。

参加ご希望の方は、カムバックハートこと鍋島までメール、または当ブログに参加希望のコメントをお送り下さい。(初めての方は簡単なプロフィールもお願いします。) 

以前、マダムアリスさんから頂いた言葉が集まりの意義をとても良く表現してくれているので改めて引用させて頂きます。
「心臓手術を経験することは、其々の人らしさの引き出しの数を増やしてくれる。みんなと知り合えたことも引き出しが増えたお陰。心臓病によって其々の人生に増えた引き出しを 閉ざしたままに聞き役にまわるも良し!少しだけ開けてみるも良し!全開で自分の経験や活動を語るもよし!参加された方々の気持ちや心に後ろ向きでは無い・・・暖かな陽射みたいなものをあなたの引き出しの中に残すことができれば、今回の集まりは大成功です」

現在心臓病を指摘されて不安を抱えていらっしゃる方など、術前の方の参加も大歓迎です。

今回は、南淵先生と深津さんが参加して下さる可能性があります。また、心臓手術見学などの動画上映も予定しています。

会話のきっかけ作りのために、出席者のみに配布する参加者プロフィールを事前作成します。参加希望者のご連絡を頂いた方に当方からメールで簡単なプロフィール記載のお願いをお送りします。

これまでに開催した集まりの様子はこちらの記事をご参照ください。

皆様のご参加をお待ちしております。

カムバックハート(鍋島)

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【プレ案内】 次回の(元)心臓病仲間の集まり

参加者募集のお知らせはこちらの記事です。

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今年2回目の(元)心臓病仲間の集まりは、11月20日(日)に開催を予定しています。
場所はいつものところです。
詳細な開催案内は今月下旬ごろ載せますが、取り急ぎ前情報です。

カムバックハート

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第十二回(元)心臓病仲間の集まり 開催報告

第十二回(元)心臓病仲間の集まりはいつもの要領で開催された。梅雨時ながら快晴。会場に隣接する公園の緑が生えて空気がすがすがしい。気候と参加者の熱気による相乗効果で会場の室温は急上昇。

今回の参加者は、術前の方が1名、大動脈弁置換術9名、大動脈弁形成術1名、自己弁温存大動脈基部置換術(デイビッド手術)の方が1名、僧帽弁置換術5名、僧帽弁形成術13名、バイパス手術1名でエントリー人数は27名。(手術は重複を含む)



各自の自己紹介・近況報告の後、自由歓談の流れもいつもと同様。メンバーの顔触れは、いつも全体の3分の1程は初めて参加して下さる方、残りは毎回参加の常連メンバーであり、2年振り、3年振りに突然現れるメンバーもいる。連続参加のメンバーの顔が見えないと、「あれっ、〇〇さん、今日は来てないの?」という声があちこちであがる。

初めて参加申し込みするときは皆さん多少勇気がいるようだ。だが、一度参加してしまえば打ち解けて下さる方ばかりだ。術前に、多くの同病の手術経験者の話を本音で直接聞ける機会は世の中に滅多にないと思う。インターネット上で得られる情報だけではない本音の情報の価値はとてつもなく大きい。実は、この集まりの価値が一番高いのは、術前の方にとってではないかと思う。これからも沢山の術前の方に参加してもらいたい。そして、そういう場を一緒に作ってくれる術後参加メンバーの方々に感謝。

心臓手術後のほとんどの方は、何かしらの薬を処方されて毎日飲まれていると思う。ファーファリンのように機械弁や不整脈によって発生する血栓を防止するために飲むのが必須である薬や、バイアスピリンのようにどちらかと言うと生体弁置換や形成術後の弁の劣化予防的に飲む薬がある。各自の術後の体調や症状に応じて医者が判断し処方する。中には、薬はもう飲まなくても良いと医者から言われて、「薬フリー」になる方もいる。実は仲間の方からそういう話を良く聞く。今日の参加者にも数名いた。元々体内に取り込まなくても良い「薬」という人工物を、病気が進行するリスクと予防してくれるかもしれない効果を天秤にかけて判断された結果、あえて飲んでいるのだから、「薬フリー」になれるのは羨ましいことだ。だが、多くの人が薬を当たり前のように飲んでいる状況で、自分だけ飲まなくても良いと医者から言われたことに対して逆に不安を感じてしまう心境があるということを今日の参加者の会話で知った。医者の話を良く聞くのと、自分の体に客観的に問いかけて様子も見ながら決めていけばよいのかなと思う。

(元)心臓病仲間のポートレート展(写真展)の実現に向けて作品を撮っている。歓談中に参加者数名を会場外の緑の美しいあらかじめ決めていたロケーションで撮影させてもらった。ご協力頂いた(元)心臓病美人モデルの皆様、ありがとうございました。



二次会はほとんどのメンバーが参加しての中華街での夕食。昼間は用事で都合のつかなかったが二次会だけでも参加したいとわざわざ駆けつけてくれた参加者が二名加わる。やはり一次会で固い雰囲気だった初回の参加者も二次会になると打ち解けてくる。



更に、久しぶりに行った三次会は、バー発祥の地、横浜中華街の中でも老舗風のバーへ。女性六名に男は私一人という、これまた参加し損ねた男性陣にとってはうらやましい状況でした。



参加者の皆さんが集まりで感じられたことをコメント欄にお送り頂ければ幸いです。

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プロフィール & メール

Author: カムバックハート

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カムバックハートこと、鍋島と申します。神奈川県川崎市在住の48歳男性。

2008年12月に僧帽弁形成手術を受けて、第二の人生をスタートさせることができました。

南淵先生と私

南淵先生と私(術後の初外来にて)

フィルムで写真を撮るのが趣味です。(元)心臓病仲間のポートレート写真展の開催に向けて準備中です。詳細はこちらの記事。「創と私」「術前 vs 術後比較ポートレート」「病気を支えた家族と(元)患者のツーショット」「笑顔の(元)心臓病仲間のポートレート」のテーマで作品制作中です。これから心臓手術を受けるかもしれない人達に元気になる期待と勇気を与えたいと思っています。

心臓病仲間の輪に入りたい方や、ブログについてのご質問、お問い合わせのメールはお気軽にこちらへ どうぞ。但し、私は医者やカウンセラーではないので医学的なご質問にはお答えできません。初めての方は簡単なプロフィールをお願い致します。

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ブログ開設: 2008年12月
お知らせ
このブログは、私が弁膜症の僧帽弁閉鎖不全症という病気に診断されたところから、入院、手術、退院、その後の生活という流れで時系列に記載しています。2008年12月当時の状況ですので、その後の医学の進歩で内容的に古くなっている部分があるかもしれません。実際の患者にしか分からない心理的な面の記述をできるだけ表現したつもりです。最初から読まれる場合は、「★はじまり ~こちらからご覧下さい~

コルコバード


南淵明宏先生の公式サイトにある「勇患列伝」 その7に出てくる「平松」とは私のことです。

yomiDr.のサイトにある世相にメス 心臓外科医・南淵明宏ブログ にこのブログのことを書いて頂きました。こちらの記事には第三回(元)心臓病仲間の集まりについて書いて頂きました。
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